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カブに乗るちょっとしたコツ
ツーリング
2008.08.07〜09  避暑! 御岳
 今年は暑い!空気の動かない不快指数200%の京都の町中。
 もう限界。夏期休暇と仕事の都合が上手く行った。
 さーどこへ??1000b越えの涼しいキャンプ場で爆睡したい。御岳に決定!
7日(木)
 朝6時前ぐらいに出発。国道1号→8号→21号と距離の消化。途中飽きてきたので旧中山道の山道へと。これがなかなか大当たりで退屈しのぎになった。ただの田舎道でも旧中山道!と意識したら特別な感じがするからミーハーだなぁ(笑)
 国道19号へ出て中津川へと。お昼ぐらいになった。6時間かかってるな。
 さあ、ここからは木曽の山の中へと。
 国道19号を北上するにしたがって清々しさが増してくる。大きな石がゴロゴロする木曽川が、やっと移動じゃなくてツーリング気分になってきた。
 あっという間に王滝村の入り口。山岳信仰の石碑がところどころに出てくる。。白装束の方が拝んでおられる。後でもっと神々しくなるのだが・・・。
 厚い雲が出てきた。やばいなぁーひと雨来るかな。

 キャンプ場に到着。御岳の姿は・・・雲の中・・・
 テント張って温泉へ。
 おんたけ高原温泉 こもれびの湯」小さな林間の温泉。貸切状態。林を眺めながら、鉄分の多い赤いお湯につかる。
 雷がすぐそこで地響きとともに鳴る。パワーというよりトルクのある雷。めちゃ怖い。激しい雨が降ってきた。温泉で雨が止むまでまってキャンプ場へと戻る。
 今日のキャンプ場の「おんたけ銀河村キャンプ場」。白樺林の中のロケーションのいいキャンプ場。標高は1500bあり、とても涼しい。
 しかーし、二輪も乗り入れ禁止。台車借りて荷物を運ばないといけない。まあそのぶん静かでいいけどね。
 激しい雨は断続的に7時ぐらいまで続いた。夕飯食って酒飲んで20時頃からテントの中でもゴロっとしたらそのまま寝てしもた。
昨夜、2時間半しか寝てないもんな。
8日(金)
 朝4時半に起床。早っ!ちゅうても、8時間半寝てる(笑)久しぶりに途中で目が覚めなかった。京都の汗だくの寝苦しさと違ってスヤスヤ爆睡。
 軽く朝食して散歩へと。この道、乗鞍に匹敵するようなスカイライン!すばらしい!!
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 雲海や雲海や!めちゃ綺麗。なんて言いますか、カブで見る雲海は格別なものがありまする。
 車道のある2180bの地点まで到着。
 ここからが御岳山の登山道。入り口に鳥居があるのが、山全体が境内のような感じ。
 直接の登山道は行かずに、田の原天然公園の遊歩道を散策する。この木道にはあまり人は入ってこない。みなさん登頂めざして行かはるのかな。
 突き当たりに山小屋の屋根のようなものがある。そこまでは行ってみよう。
 観光施設か登山施設かと思っていたその屋根は、御嶽神社の遥拝所。山頂まで行けない人のために拝める神聖な場所。
 ここでは、御岳山というより御嶽山の字が似合う。拝みたくなる気持ちはわかるな。言葉巧みな教祖さんを拝むよりは、よほど説得力のある無言の神々しさ。お賽銭入れて手を合わせる。
 年配の方も頂上まで登られて、御来光を拝まれたそうな。往復4時間らしい。
 帰りはメインの登山道を通る。途中に大黒天があり、たくさんの方がお参りされていた。
 このあと、登山道が白装束の人で埋まる。駐車場に戻ると、観光バスでぞくぞくと到着され山へ向かわれる。話しを聞いてみたら、今が頂上参拝のピーク時だそうだ。
 キャンプ場へと戻り、撤収後移動する。今日は開田高原へ。そのまま行くと近すぎるので、王滝村へと下りてから、田の原とは別の登山ルートであるロープウェイ乗り場の6合目まで行く。今日は運休だった。 御岳ブルーラインを降りてくる。ジグザグに御岳を上っては下りてとしている感じ。夏の高原道路を満喫!飛ばせば面白い道だけど、そんなことしたらカーブの曲がり具合しか覚えてないことになる。カブのペースでトコトコと。景色見過ぎて何度も道から外れかけた(笑)最高!
 開田高原に入り、岩魚釣り!これが開田高原に来た目的のひとつ。2匹をGET。
 これをコークスの火で焼いてもらう。おじさんによると炭火では出ない味がコークスで出るらしい。先ず身を食べて、頭と骨はもう一度カリカリになるまで焼いて食べる。めちゃ美味い。
 ほんでお安い。キロなんぼの量り売りだから、2匹で350円だった。釣代の300円入れても650円。関西では先ずこの値段では食えません。  
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 国道361号から望む開田高原と御岳。今日も、雲行きが怪しいなぁー。ぜったいに降る。買い物してキャンプ場へと。今日は、雨の降る前に温泉に行ってこよう。
 温泉「やまゆり荘」を上がると黒い雲がモクモクと。やばいっ!早くキャンプ場へ戻ろう。ぎりぎりで大粒の雨が〜セーフ。
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 今回、このテントにずいぶんと助けられた。フライシートからひさしが伸びてタープ代わりをしてくれる。少々大きな収納で荷物になるのだが、雨に遭うとほんと助かるのでやめられまへん。
 激しい雨はまた7時半ぐらいまで降り続いた。標高があるからか、カミナリがすぐ上で鳴っているような感じ。地響きがまたすごい。テント内はなかなかの緊張感!
 カフェカブ京都のときに受け取ったオイルランタンをやっとデビューさせることができた。
 いいねーいいねー、柔らかい光。カーバイトランプの吹き出す明かりもいいけど、もう少しアンダーなのがいい塩梅。
 かなり冷え込んで来た。上着着ないと肌寒い。おやすみなさい。
9日(土)
 寒っ!はははっ、寒さで目が覚めた。暑い暑いの言葉が口癖のようになっていたのに、まさか「寒っ」、これですわ、これを口から出したかったんですわ(笑)
 シュラフに潜りなおして寝直す。開田高原の最低気温は15度。キャンプ場はもうっちょっと山の上だから13度ぐらいかな。そら寒いわな。あー気持ちよい。明日の最低気温の予報は13度とか、京都じゃ秋やで。
 帰りはグルッと御岳山を回るように高原をつないで走る。見る角度でどんどん姿を変える御岳山が美しい。国道361号から県道463号へと。
 県道463号〜435号、濁河温泉までの区間が標高1700bぐらいの高原道路。
 白樺林や御岳と乗鞍を両方眺められるポイントがある。ほとんど交通量は無いし、写真を撮りながら走っていると中々前に進まない。
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 県道441号へと入り、昨日の田の原天然公園とは御岳隔てて反対側へとやって来た。この道は舗装林道のような断崖絶壁で冠山を思い出すような道。展望台で裏御岳?の大パノラマ。さあ、これで御岳ともお別れ。また来るよ。カブトレッキングに最高のコースが新たに増えた!
 県道441号から国道41号に出る手前の道の駅で昼食。道路表示が37度あるやん。暑っ!まだ山の中やのに。これからどんどん山を下って岐阜へ出なあかんのにぃ。すでにやる気無し。ガソリンスタンドのおっちゃんに「日陰で37度あるし、道路は40度超えてるやろ」と言われて、ぐったり。
 国道21号線はもう大変。頭ぼーっとするし。汗が目に入って痛いし、今朝の寒さは何だったのか?
 関ヶ原ぐらいまでくると、日差しも柔らかくなり暑さも少しマシになる。
 8号線を走りながら、カブ90に労いの言葉をかける。走行距離56,000キロのご老体だけど、根を上げずに文句も言わないで、よー走ってくれる。タフなやっちゃ。
 旅を楽しめるのも、信頼性の高さだな。旧カブもいいけど旅道具は信頼性が一番。「明日、オイル交換したるから」。いい旅の相棒!お疲れさま。