2010.08.08−09  2&4で行く南アルプス 避暑2010


毎年恒例の避暑キャンプ。
標高の高い涼しいキャンプ場へ。
いつもだけど、ギリギリで気分が乗ってたら行く。
行くことを決めたのは、木曜日。
何も用意してへん(笑)

やっと車にETCをつけたので、車にカブ積んで行きましょ。
どのカブにしましょう?
南アルプスと言えば、CT90でしょ!?
ミッションの修理して車に積み込んだり、
キャンプの用意をしていたら、出発が午前2:00前になってしもた。




京都東から高速道路へ。
仮眠を伊吹で1時間強、恵那で1時間半ぐらい。
恵那を出るころには夜明け。
これから始まる1日に期待が高まります。



松川で高速を下りて、大鹿村へ向かう。
南アルプスの麓の村。
ミンミンゼミの声が夏休みという感じ。
京都でミンミンゼミは聞かなくなったな。

車のエアコン切って窓を全開にして走る。




村に入り、鹿塩温泉の道をどんどん奥へと登って行く。
険しい道で、京都近郊にはない山道。
車も息絶え絶えに頑張って登って行く。
・・・・っと視界が開けるとキャンプ場。
9:00ぐらいに着。
大池公園はパラグライダーも楽しめる山の上のキャンプ場。
標高1500b。ひっそりとした避暑地。

キャンプ場の受付で「今夜は一人だと思いますよ」と聞く。
今まで何回か独りぼっちはあるけど、こんな山の上は初めて。
えっ〜・・・ちょっと怖いやん(笑)
ワザワザ独りぼっち宣言するおばちゃん。
裏に何かあるの?
荷物降ろしてテント建てる。



さあ、CT90の出番。
ホビオのリアハッチを開けて、CT90を降ろす。
気分はサンダーバード2号(笑)
頭の中で曲が流れます♪

探索開始!!
走り出したとたん、エンジンが吹けません。
標高が高いのでカブリ気味。
キャブのニードルを調整。
細かい山道を落ちるように下りて行く。




国道152号線に出て、地蔵峠を目指す。
この付近は、中央構造線が通っている。
「日本の継ぎ目である」・・・と言われてもピンと来ないのであーる(笑)
地質学にとっては重要なポイントらしく博物館があった。
ちょっと気になったけど、超寝不足の頭では眠りを誘うだけなのでパス。

それよりも、谷間から覗く南アルプスが雲に覆われているのが気になる。
これは、やばいな雲の中?。



地蔵峠へと登って行く。
これでも国の管理してる道の152番目です。
なんと未開通(Google地図)
地蔵峠から先は、林道(舗装)で山を迂回して上村へと続きます。




この迂回林道がよく整備されていてご機嫌な道。
国道が真っ直ぐつながれば時間短縮になるだろうけど、、
迂回林道を通ることが、道草のような一服感があるな。

国道152号線に戻る道と、しらびそ峠へと上がる道の分岐に出る。
もちろん下界へ下りるつもりはなく、しらびそ峠へ。
やっぱり・・・標高が上げていくとガスってくる。
寒っ!Tシャツにメッシュジャケットじゃ寒いっす。
あ〜っ、避暑ですな〜(笑)




しらびそ峠に到着。
標高1833b。
南アルプスの山々は・・・真っ白で見えまへん。






お昼にしよう。
ハイランドしらびそで食事です。
そばと五平餅の信州定番のセット(笑)

お隣に駐輪されていたBMWさんと、少しお話。
一宮から来られたそうで、暑さから脱出されてきた。
寒いっすね・・・はははっ、同じ気持ち・・・
しかし、よくBMWを見かけたなぁ〜。
それもGS系。
山岳ツーリングされる方の思考が似ているのかな。
機能優先の魅力的なバイク。





しらびそ高原から下栗の里までの「南アルプスエコーライン」を走る。
日本で唯一の隕石が落下したクレーターが確認できている場所。
正面の尾根がクレーターの縁。
よくぞこの谷がクレーターだと発見したなぁ。
普通にある山の風景だと思うのだけれど・・・
クレーターということよりも、発見した人がすごい!
なんでも興味をもって見たら、見えてくるものがあるんやな。




南アルプスの山々の連なりは、
稜線に雲がかかっていて、はっきりしまへん。
雲がどんどん増えてきていて、夕立が来そうな気配もある。
先を急ぎましょ。





エコーラインの終点は、日本のチロルの「下栗の里」。
しかし、凄い風景です。
自分の住んでいる京都の家なんて、
ギュウギュウ詰めのところでっせ。
家の玄関出たら、目の前3b先に向かいの家の玄関ですわ。

玄関出ると、目の前に南アルプスの風景・・・
きっと人生観も変わるでしょうね。

上村に下りて、大鹿村へと戻る。




買出しして、温泉入って、キャンプ場へと登る。
これがまた一苦労。
なんせ標高1500b、一山登るような感じ。
その途中で、今回一番の山風景に出会う。
夏山を見ました。




キャンプ場にたどりついたら、ちょうど日が落ちるとき。
太陽って意外に早く動いているのがわかる。
あっという間に、中央アルプスの向こうへと消えていった。
空のグラデーションが余韻を残す。




独りぼっちと聞いていたキャンプ場は、
幸いにも当日飛び込みがあった。
登山の3人組とソロライダー。
助かった〜。
ちょっとキャンプ場が山奥過ぎで不気味だった。

みなさん20:00には「おやすみなさい」
さすが、山屋さん。キャンプはただの宿泊手段。

シュラフに入って丁度良いぐらいの気温。
これこれ、寝苦しさ解放される。
ある意味、一番の目的は爆睡です。
転がって数秒で寝てしまってた。



おはようございます!
5:00まで爆睡ですわ。すっきり!!

朝ご飯食べて撤収。
「濡れてないテントを片付けられるのは久しぶりやな」
・・・と思っていると、雨がポツリポツリと。
大慌てでCT90もホビオに積み込む。
キャンプ場奥の林道へと向かう。




晴れていたら、遠くまで見通せそう。
キャンプ場よりもさらに標高が高いから、しらびそ高原なみかな。
この林道も次回晴れているときにバイクで走ってみたい。




下山して松川町へと。
高速のIC近くの温泉に入り帰路につきます。
しかし、高速道路は退屈ですな〜。
時間短縮で移動できるのはありがたいけれど。

 

高速道路を走っていると、雲から黒い筋が出てる。
こんなの初めて見た。その下では大粒の雨。
突然の大雨にライダーさんは気の毒だった。



養老SAでその雨を降らした雲を見る。
デカイね〜。雲の山脈。
南アルプスも真っ青な迫力(笑)

今回の旅は雲ばかり見てたな。
夏空を満喫した、避暑2010!

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2&4なら、カブ散歩と移動距離の矛盾が解決できる。
1泊でも、金曜日の夜出発で現地に土曜日の朝に到着したら、
土曜日1日を有効的に使える。

今回のキャンプ場はベース基地にするには、アクセスが悪すぎ。
もうちょっと、場所を工夫すれば、たのしいカブ散歩ができそう。
いろいろなカブを使えるのもいいな。
C100やC105でも、遠くへ行ける!


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