2012.08.26ー27

親父の夏休み2012

 長男のリトルカブを住んでいる鳥取へ運ぶ。
 そのついでに、親父も夏休みにしようと便乗して、金曜日を休んでリトルカブを運ぶ。
 到着が午後15時ぐらい。マンションに収納ラックがほしいというので、ホームセンターへ行って買い物。その後、ちょっと足を伸ばして海沿いの温泉へと。沈む夕日を見ながらの温泉は最高のリゾート気分だった。

 さて、明けて土曜日。リトルを拝借して散歩へと。若桜鉄道にそって終点の若桜まで。駅舎を巡る。




 青リトルには大きなリアボックスを取り付けた。普段の足として使うには、やっぱりボックスがあったほうが便利。これで、日常の買い物は、ほとんど行けるはず。

 AM8:00過ぎに出発。知らない土地を走るのは、これからどんな風景が待っているのかわくわくするな。先ずは最初の駅舎が出てきた。納屋みたいな駅舎。



 ちょっと走るともう郊外。遠くに氷ノ山の山々がシルエットになって見える。交通量少なくて、50ccのモーターのようなエンジンも快調で、その遅さとも相まって、これぞ、ツーリングの原点という大げさな気持ちになる。はじめてバイクで郊外へ出たときの、世界が広がるような感覚を思い出される。


 


 隼駅の看板があり、国道から離れる。
 なんじゃなんじゃ?この北海道のような川は?!護岸のコンクリートが見えない川ってのは、すばらしい!! 




 隼駅に到着!スズキのリッターバイク「隼」乗りの聖地だとか。
 入口横の隼のポスターが、バイクへの理解があってよいな。年に一度「隼駅祭り」ってのが開催されて、多くの隼が集る。ええなー、カブ駅ってないのだろうか?




 本数がとても少ない汽車が上手い具合にやってきた。鳥取行きの8:51の便。次の汽車を見ようと思ったら、若桜行きの10:16。なんてローカルなんだろ。
 電車ではなくて汽車。鳥取では電車と言わずに汽車というと長男から聞いた。ディーゼルカーだから汽車だね。

 

 道は線路から離れて進む。国道よりもさらに交通量が少い田舎道。広大な風景の中でリトルカブを走らせる。ずどーんと走るのは、もったいない。トロトロと速度警告灯が点くか点かないかで走る。ふと、世界最速を争うようなバイクの隼の聖地が、ゆっくりと50ccペースで走ったほうが楽しいような風景の中にあるのが、皮肉というか神髄というか、面白い気分になる。

 
 


 
安部駅。映画「男はつらいよ」のロケ地となったところ。散髪屋さんが駅舎にある。地域密着型の駅で、昔から社交場だったのだろう。いろんなほんとのドラマがあったと、時代の流れをその佇まいから想像できる。


 
 

 電車用の架線の無い路線。道のすぐ横を走るのに、柵も何も無い路線。線路沿いを走ろうと国道から離れて正解!どこを撮っても絵になる風景だから、前にぜんぜん進めない。スピード遅いからすぐ止まれるしね。
 実は昼からは長男とキャンプへ行くことになっている。若桜まで行けるかな(笑)


 
 

 八東駅。駅舎は基本同じ作り。登録有形文化財で国の指定を受けている。っと言うことは、保存されていくということか。「この建造物は貴重な国民的財産です」と書いてある。保存されていくのに国から予算が付くのかな。変わらない風景を大切に。永遠ではないのだから。


 


 若桜駅に到着。入構券300円を支払う。駅舎は無料だけど、蒸気機関車のところに入るのにはお金が必要。風鈴の音色が誰もいないホームのBGMとなっていた。


 


 C12型蒸気機関車。小型の可愛らしいやつ。すごいのは、石炭を燃やして走るのでは無く、石炭のタンクのところにあるエンジンコンプレッサーで圧縮空気を送って動く。そんな方法で蒸気機関車を走らせることができるとは!


 
 
 

 蒸気機関車のほうから駅舎を望む。いいっしょーこの風景。効率と省エネとクレーマーにいかに対処するかを考えてばかりの毎日。そんな細かい事なんて、どーでもよくなる。遅いカブに乗って、たった20キロぐらいを虱潰しのように楽しむツーリング。
 残念なのは「この鉄道会社、よくぞ、営業が成り立っているな。決算を見せてほしい」と思ってしまう職業病のような自分がいた。あーやだやだ。


 
 

 この駅の大きな特徴のひとつがこの転車台。登録有形文化財に指定されている。
 こういったものが、文化財に指定されるとは知らなかった。乗り物にも文化財指定があったら、カブは必ず入ると思うのに。C100もそろそろ文化財になってもいいのでは(笑)


 
 
  
 
 おおっ、やばい、11時に戻ると言っていたのに。もう10時45分。11時30分になると長男にメールを入れておく。
 若桜の町をぐるっと巡る。蔵通りの雰囲気にはやられた。大きなバイクでは通るのも気が引けるような道をカブはあたかも地元民のように走れる。ライディングやバイクに乗る高揚感みたいなものは、ほぼ無いのに等しいオートバイかもしれないけれど、日本を巡るには最高のツーリングバイクだと自負した瞬間である。
 

  
  

 25キロぐらいを45分で帰らなくっちゃ!国道を大急ぎで戻る・・・っと言いながら、行きによれていない駅を一瞬よって写真だけ撮影。ここは、美容室が構内にあって、横文字の店と駅舎のギャップが素敵だった。

 なんとか昼前には戻れて、即、車でキャンプに出発


 


  鳥取から、50キロぐらいのところにある、兵庫県小代というところにあるキャンプ場。標高は600メートルだけど、下界と比べたら雲泥の差の清々しさ。
 到着してテント建てたら近くの「おじろん」という温泉へ。300円で入れる山の温泉。空いていて、のんびりと汗を流す。顔と首が日焼けしてヒリヒリ。いい天気の中、走ったもんな〜。


 


  今回のテントは、モンベルムーンライトZ。久しぶり使った。広げるのが恐かった(笑)生地のコーティングがネバネバして気持ち悪い。こっれて生地として寿命なのかな?そんなに出番が無いけど、まだまだ使いたいんだけど。こんな高いテントは、もうよう買えないわ。

 長男は、小さい頃、このテントの中で立ってはしゃいでいたの覚えてた!小さい頃は、よくキャンプに行った。こうして今、また何事も無くこのテントでキャンプできるのをありがたく思う。

 四方がメッシュで解放できるので、風が抜けて快適。夜中はこの状態で寝てたら寒かった。
 普段、サークルでアウトドアなことはしているみたいだけど、大勢の中のキャンプも楽しいけど、こうしてグ〜スカと寝てられるキャンプもいいだろ。
  またできる機会を楽しみにしているぞ。

 


 朝風呂は湯村温泉で!共同浴場の薬師湯に入る。湯村温泉といったら、およそ1150年前からわき出る歴史有る古湯。夢千代日記で有名なところ。 
 やはりここへ来れば温泉たまご!生卵を買って源泉の荒湯につけて10分少々待つと、これぞ!温泉卵!!というのができあがる。絶妙のレアな状態。美味かった。金曜日から温泉を堪能したな。

 さて、鳥取へ帰りましょ。
 長男を送り届けて、親父は京都へと帰る。中国道の大渋滞で、3時間のところを4時間かかった。とろとろとろ、いつもの宝塚トンネルで大渋滞。別に何があったわでもない自然渋滞。時間ずらして帰ったらよかった。


 
 

 いい親父の夏休みだった。
 鳥取ってあまり縁の無いところだったから、まだまだ未開の地がたくさんある。温泉もいっぱいあるしね〜。いいところ。

 レンタルバイクしてくれるところもできたし、宿泊所もあるし、また遊びに行こうっと!長男よ、遊び人の親父の面倒をまたよろしく頼むわ。


  

Photo:GXRーS10


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