2013.02.23

銭湯巡り


 京都の癒やし所は寺社仏閣だけじゃない、その上を行くのが銭湯である。
時代の流れの中、廃業される銭湯もあるが、まだまだ元気に営業されている銭湯が多くある。

 銭湯は今410円。こんなにお安いリラクゼーションは無い。
 寒い冬で、遠くへツーリングになんて行かなくても、ちょこっと銭湯へ行けば、世知辛い世の中から脱出して極楽浄土の世界へと誘ってもらえるようである。
 

 銭湯巡るならカブが最適!
 駐輪のことを考えたら自転車のほうが気軽なんだろうけど、ちょっと遠くへの銭湯へと思ったときには、やっぱりカブでないと。あと、風呂入った後の気だるい感じの中でカブに乗るのが、力が抜けたポヨポヨした感じで銭湯の余韻を楽しめる。



 銭湯の好みはレトロなところ。昔ながらの昭和初期の風情を残した建物は文化財級である。日常の疲れを癒やすには、現実離れしたようなところが良い。時間が止まったような佇まい。


 

 銭湯へ行くのは夕暮れどき、明るいウチに入って、出てきたら薄暗くなっている。
 この見える時間の経過を楽しんでいる。
 銭湯の明かり取りの窓が、だんだんと暗くなっていくのをリアルに感じながら湯船に浸かる。



 日常の仕事では、朝出勤したと思ったらランチタイム、午後が始まって気がついたら外は真っ黒。なんじゃそりゃ?勝手に時間が過ぎてゆく。
 職業人として当たり前なんだけど、ときどき、今日の今の瞬間は、一生の人生の中で戻ってこない時間で、こんな時間の使い方でいいのかなと不安になる。そんな早い時間の流れを少しスローにしてくれる銭湯。



 クレーマーとリスクマネージメントにコンプラ。なんやっちゅうねん。
 みんな裸になって湯船に浸かれば、そんなビビッっているような不安な対応と責任回避、権利主張と冷静さを失った重い想い、そんなん、なーんも関係あらへん。あなたも、あなたも、そのままの姿。

 
 銭湯巡って、血液が巡って、ほっかほか。

 子どもの頃、銭湯帰りに見上げる星空をよく覚えている。路地から見上げる狭い空に輝く星たち。「今日は終わり、また明日っ!」と明日への期待を寄せていた。子どもの頃はあんなに1日が長かったのになぁ。


 
 
 カブで銭湯行きはタイムトラベル。
 暖簾をくぐれば広がるワンダーランド。
 すっかり放電した自分を満充電にできるところ。

 ※たかひろがお世話になっている「お風呂屋さん的京都案内」 



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