2011.06号
特集:C100で近くても旅気分
先日、一青窈さんのライブに行ったら、大山崎山荘美術館の話題が出ていて、「企画展の手塚愛子さんの作品を見に行って、山荘はとても素敵なところですね」というお話があった。 仕事で大山崎へは行くのであるが、プライベートでわざわざ行くところでもなくて、山荘の存在は知っていたけど足がなかなか向かなかった。近くて遠い大山崎。国道走ったら通り過ぎる大山崎。イメージはサントリー! でもでも、一青窈さんのオススメ!企画展も期限があるので、やっぱ行っておかないと!←ちょーみーはー(笑) |
大山崎は家から国道走れば40分もかからないところ。遅いカブで一生懸命走ったほうが走った気がする。捕まるのも嫌なので、最初C105にしようかと思ったけどバッテリーが上がっていた(^_^;)。これは今日は違うのにしろとお告げやな・・・(いや、ただのメンテのずぼらです)。50ccのC100で原動機付き"自転車”で行きましょ! 国道走るとあっという間だし30km/h制限で捕まりたくないので、極力裏道を走る。そしたら、西国街道の旧街道に出た。へっ〜、ただの住宅街やのに道だけタイル張り?旧街道か〜、それなりに見えてくるから不思議。 おおっ、旧街道らしい町屋を発見!文化財で保存。行政の委託事業かな。こういう発見がスローペースの面白いところ。 |
大山崎山荘に到着。絵描きクラブでしょうか、たくさんの高齢の方が庭におられる。いいなぁ〜、ゆっくりと絵を描くのも楽しそうだ。 本館は、大正から昭和にかけての建物で作りが和洋折衷なところが魅力。 展覧会はとても不思議だった。織物の糸を抜いたのが作品となっている。こんな表現方法があるのか!作者の頭の中はどうなっているのでしょ!?「なんだこれは?」に通じる。モネとの比較が面白かった。 |
新館は地下にある。環境に配慮した、なんとっ、安藤忠雄さんのデザイン。建物と空間大好きのワタクシですが、これにもやられた。この方も、頭の中がどうなっているのでしょう。発想が既成概念に捕らわれない、柔らかさがあるのだろう。 手塚さんの展覧会の解説に「表面には見えないものを取り出して見せたり再構成する」とあった。人間も自己崩壊して自己構築しないと、いつまでたっても新しい発想は生まれません。先ず、自分を受け入れ壊すところから始めないと、新しい発想は生まれないのかな。 仕事で自分の頭の中の狭さに苦労している今日この頃です(笑) |
緑がたまりません。もみじが、きらきらと輝いている。上品な年配の女性に写真を頼まれた。彼女もお一人のよう。もみじの話で盛り上がる!庭を散歩しましたがやっぱり主役はもみじだな。秋もきれいだろうな。 今年は早く梅雨入りして、今日は晴れてますが湿気が多い。人間は不快だけれども、緑は生き生きと喜んでいるように見えた。 |
大山崎に来たら押さえておきたいのが、サントリー山崎蒸留所。工場見学ができないかと思ったけど、予約が必要だった。残念っ。 ウイスキー館には入れる。ただ自由に入れなくて、受け付けが必要。運転者は飲んだらダメなので「ハンドルキーパー」の札を首から下げさせられた。なんだろ?悪いことしていないのに、事前に悪いことをする可能性があるから見張っとけ!と監視されているような気分になった」 |
サントリーをあとにして、そのまま帰るのも面白くないので大原野からにする。昼を食べそびれてお腹が減った。よく食べそびれる(笑) 寝不足と暑さとお腹が減って、走る気無し?!だらだらとママチャリに乗っているように走る。 光明寺の看板。すごいですよ。光明ですよ(笑) 門前に食堂か売店が無いかと期待しましたが無かったです。残念。 せっかくなので境内へ。質素なお寺。誰もいない。静かな緑の中、鳥の鳴き声が響く。光と影がすばらしい! |
今日のフィルムカメラはGR1s。 モノクロフィルムで光と影が上手く撮れるでしょうか。 すぐに結果のわからないフィルム写真。モノクロの階調豊かな表現が撮れているだろうか。現像が楽しみ!! このGR1sまま、ファインダー付きでデジタル化してくれたらいいのに。大きさもこのままでフルサイズ。ははっ、無理か。。 |
田んぼの中の小道を走っていると、向かいからトラクターがやってきた。 道の端っこによけます。かわいい稲が行儀良く並んでいます。 今年は田植えが遅いですね。知り合いの農家も、いつもはゴールデンウイークにやるけど、今年は5月半ばになったと聞いた。いつまでも、寒かったですからね。 この小さな稲が立派に実りますように。そんな当たり前のことが当たり前にできますように。 |
もう15:30です。今更ランチも無いな、おやつにしよう。 ワッフルがおいしいログハウスへ。 仕事場から近いので、昔は定時に終わってよく行った。今はとてもじゃないけど無理な立場になってる。久しぶりだな。 おっ?人いっぱい。順番待ちシートを見ると・・・6人目ぐらい。やめようかと思ったけど、お腹が減ってもう動けません。 ここは、園芸ショップが経営されていて、今は薔薇でいっぱいだった。 薔薇まで美味しそうに見えてきます(笑)薔薇園といえばキャンディーキャンディーやなと、歌が頭の中で鳴り出し♪男の名前はなんやったか?と考えるようになり、アンソニーやっ!とわかってひとり喜んで・・・思考に糖分が足りてない? |
かなり待って、順番が巡って店内へと。ワッフルとアイスコーヒーで一息ついて、我に返る。 周りを見渡すと、女性が圧倒的に多い。男性はいても家族連れかカップル。おっさんひとり薔薇の美しい小洒落た喫茶店。退散です(笑) 家帰ったら17:00。何q走ったのだろう。きっと40qも無いと思うけど(笑)近くても遠くへ旅したような気分。これだから、カブはやめられない! |