2011.07号
特集:花菖蒲とカブトレ10周年
Cub Trekkingが10周年!・・・と、そんなことを思っていたら、10年前にオフ会で行った高槻しょうぶ園が頭に浮かんだ。行ってみよー! 梅雨時期の花で紫陽花はメジャーだけど、花菖蒲は湿地で植えてあるところでないと見られません(野生で群生しているところってあるのかな?) |
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大原野外畑から逢坂峠越えで向かう。今日は梅雨というより真夏やね。メッシュジャケットで走っていても暑いぐらい。山坂道に入るとさわやかな風が抜ける。 木漏れ日のコントラストが地面に模様を作っていて、そのランダムさが面白い。 |
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夏の空ですな〜。 C90はフロントブレーキにアンチリフト機構にしたので、峠道でも快適に走れる。 フロントブレーキだけで峠の下り坂を走るなんて、ボトムリンク式では不安定になってあり得ないが、フロントだけでも走れてしまう。 歴代カブの中にもこのアンチリフトがついてものがあるが、現行のカスタムの50だけこのアンチリフトがフロントブレーキが残ってる。 きっと、爺さんが乗るときに、フロントブレーキだけ握っても、不安定にならないようについているのだろうなんて想いながら峠を下る。 |
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あれ?花菖蒲は今が旬だろうし賑わっているはずだけど。。。通り過ぎてしまった。戻ってみると入り口の看板発見! が〜ん「閉園しました」って。ホームページで確認して来たのに。(帰って調べたら、3年前に閉園している。ホームページは放置状態だったみたい。よく見ると日にちと曜日が合ってないやん) とりあえず、奥まで行ってみたけど、レストハウスと駐車場に名残あるだけ。 10年ぶりに、当たり前にあると思い込んで来たらこれですわ。歳月の流れをこんなところで感じるとは思わなかった(笑) 昼に帰らないといけないので、亀岡から9号線で帰る。 う〜ん、なんか消化不良やな。 信号待ちで止まった花屋のポスター。天得院の特別拝観!桔梗が開花。昼の用事を済ませて東福寺へ行ってみよう。 |
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天得院。縁側から庭にぽつぽつとある桔梗を眺める。桔梗の花はきれいだけど、この庭を見た瞬間に、ここはサバンナかと思ってしまった(笑)な〜んか自分の中の禅寺の庭の違うな。緑化した枯山水!?。今の気分と違う。東福寺の庭園へ行ってみよう。 |
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東福寺は何回も来ているが、通天橋と庭園に入るのは2回目。以前は秋の紅葉のシーズンに入って、人混みでなにがなんだかわからなかった。 今日は、人が少なくて静かでいい。 通天橋からの眺め。向こうに見える屋根が臥雲橋。下に三ノ橋川が流れる。間の渓谷の「先玉澗」はもみじだらけで、秋は赤く染まる。 |
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一番奥の開山堂。ここは始めてきたような気がする。真ん中に殿があるのは寺では珍しい。 |
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庭園には、紫陽花がちらほらと、暑さでくったりとしてます。 木漏れ日の中、スポットライトが当たる紫陽花。シャッターチャンス! しかし、どうも気分が乗らないというか調子が出ない。 エアコンで喉をやられているのもあるかもしれないが、体調も悪い。 花菖蒲を見られるのをすごく楽しみにしていたのに、しょうぶ園の閉園で出鼻を挫かれた。 明日は花菖蒲をリベンジで見に行こう。 |
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花菖蒲を検索したら、花園の法金剛院で見られる。 いつもの散歩コース+αで行けるところ。 四季折々の表情を見せてくれる、いつもの散歩コース。 桂川堤防沿いを走って嵐山へ。今日は激しい空模様だ。 |
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修学旅行生が目立つ渡月橋付近。一般の人はあまりいない。 C90も、走行距離6万q。18年で6万qだから年間平均3千キロぐらいか。 最初は距離伸びたけど、最近は乗るカブがいっぱいあるから伸びなくなった(笑)。でも、ウチのカブたちの中では、年式が新しく安心して乗れるアニキ的存在。頼りになるやつです。 105ccのPC20キャブで一番速い。 |
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嵐山は七夕飾り。人の往来がありまへん。雨降りそうだしね。 八つ橋のお店のお姉さんの呼び込みが虚しく響く。湿気が多いのに着物姿はたいへんだな。 嵯峨野を清滝の手前まで。ひんやりと冷気(霊気?)でぐっと気温が下がって気持ちよい。Uターンして北嵯峨へ。 |
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北嵯峨の田んぼの中の道。空が重たい空気も重たい。京都の夏が始まるな〜。不快指数200%。湿気が多い、風が動かない、家が密集しているので空気が抜けない。 京町家がなぜあの形になったのかよくわかる。今の家は京都の風土にあっていない。京町家は風が一直線に抜ける工夫があり、風の動きができる。 暑さで寝不足になって、夏はくったり。また避暑ツーリングに行かなくっちゃ。C90で、キャンプじゃなくて宿に泊まるのもいいかもね。 |
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広沢の池から法金剛院へ。花菖蒲があった!もうラストチャンス。来週には散っているとのお話。2週間前ぐらいが満開だったとか。紫陽花ももう終わりだな。 花菖蒲が好き。普段は細いネギみたいな草ですが、一年に一度こんなに妖艶な花を咲かせる。とても寂しそうで梅雨空がまた似合う。あ〜これで、今年の梅雨に想い残すことはありません(笑) |
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蓮のつぼみが大きくなって今にも開きそうだった。花で季節を感じられるのも、なかなか乙なもんだ。 ベトナムキャリアに挟んだタオルで汗を拭いヘルメットをかぶる。 夏はスーパーカブ!短パンに草履でも走れる。危ないけど。 |
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2日間にわけて、花菖蒲を追い求めるとは。 自分の中で10周年をお祝いしたかった! これで、夏を迎えられるな。 |
10周年を迎えて Cub Trekkingをはじめてから10年が経った。2001年7月スタート。 カブのオーナーとなったのはもっと古く1993年。通勤用につかっていたDT125Rを下取りに出しC90を買った。長男より付き合いが長いことになる(笑) 「頑丈・燃費が良い、荷物が積める、思っているほど遅くない」こんないい足バイクは他には無かった。カブにコダワリがあったわけでもなく、当時に安い4スト原付2種スクーターがあったら、カブにしてなかったかもしれない。カブは足で、250ccのトレールバイク「カワサキ スーパーシェルパ」に乗っていた。 長男はスーパーシェルパの後ろに乗せて走っていた。次男はまだ赤ちゃん。でも、子どもとの関わりが多く、ファミリーキャンプに行きまくっていて、もうバイクどころではなくなり、スーパーシェルパは手放してしまった。(売った金で、モンベルムーンライト7型とMTBを買った) でもやっぱりバイク好き。雑踏を離れて山の中を走るのが好き。子どもがまだ寝てる早朝にカブで走りに行く。いつもの林道をカブで走る。オフロードバイクではなんてことない凸凹が、カブではえんやこらせと走らないといけない。林道をガンガン走っていたのがアホらしくなるほど、カブでの山の中は新鮮で、一人愉快でたまらなかった。ガツンと何かに打ち抜かれたようだった。 インターネットが普及してきて、カブのメーリングリストがあるのを知り登録した。知らない世界がパッと広がるようだった。世の中にはカブ好きがたくさんいて、長距離ツーリングをカブでこなすツワモノもたくさんいた。当時はブログなんてものはなく、少数であったがホームページがあって、ツーリングや旅レポを楽しく拝見して、自分もトリップできた。(ばななんさんのカブレポは面白かった) そんなこんなで、2000年秋にカブムック本の撮影があるとMLで呼びかけがあり、当時ウチの職場にリトルカブでバイトに来ていたわらさんを誘って参加した(発売は2001年5月だったかな)。おきらくさんとはこのときに知り合う。 2001年5月か6月ごろ、長岡京市在住の方の呼びかけで、関西で初のオフ会が開催された。何台集まったかは忘れたけど(20台ぐらいだったのだろうか?JUNさん、とみこさん、おおえださん、O-さんと出会ったのはこのときだったと思う)、高槻駅に集合だった。カブで集団で走ったときに、テンションがすごく上がったのは感覚として残っている。 そして、何かに動かされているように7月に「Cub Trekking」をスタートさせた。カブで行く京都周辺の林道を紹介をしようとはじめた。 はぁ〜10年、公私ともに、いろんなことがあったけど、Cub Trekkingでやっていることはあまり変わっていない(笑)途中、Cub Trekkingが一人歩きしたときは、変な使命感が出てしまって嫌になったことがあったけど、マイペースで自分の表現場所とストレス解消の場所(笑)、そしてカブって楽しいんだよということを誰かに共感していただけたらと、細々と続けることができた。 ー・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・ Cub Trekkingのおかげで、いろいろな方と出会い人生が豊かになったと思います。わがままで、拙い文章で、レポなどはいつも同じことを書いてますし写真もワンパターン。 ワンパターンも吉本のギャクじゃないですが、楽しみされている方には「これこれ!」と寛大な気持ちで、たかひろの世界として暖かく見守って下さっているのではないかと思っています。 「カブトレの影響でカブが好きになりました」という声を聞くことがあります。 なんてうれしいのでしょう!! Cub Trekkingをいつも見ていただいて、ありがとうございます。 これからもよろしくです。 |