2011.10号
特集:CT110オフタイム
10月1日、誰かに決められたように空気が入れ替わり秋になった。 そやそや!カブトレ10月号をやらないと。ネタを作りに行こう(笑) 毎月替わり表紙を飾ったカブたち。残るは、CT110とリトルカブ。秋だしねー、落ち着いた気持ちには、CT110で現実逃避しましょうか。 今日のカメラは、GXR-28と50のGRレンズ・フィルムはGR10のGR三昧。 |
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谷山林道を愛宕山山頂に向けて走る。車1台が通れる道。 CT110のもっとも得意で気持ちよく走れる環境。街中では、重い・遅い・大雑把のCT110。山に入れば、剛性ある車体・粘りあるエンジン・大らかな乗り味と欠点が長所となる。 個性というのは、そんな表裏一体なもの。否定的な見方も、肯定的に見るようにすれば、世の中が明るく見えるかもしれない。 |
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急坂をぐいぐいと上る。CT110のフロントブレーキレバーにはロック機能があり、握った状態で固定できる。支えないとずり落ちそうな道でも、レバーロックで駐めることができるので、↑の急坂でも写真が撮れる。 |
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愛宕山の山頂への登山口まで上ってきた。ここから京都市内が遠望できる。 曇り時々晴れという感じかな。雲の流れが速い。 比叡山と愛宕山。子どもの頃から親しんでいる京都の北東と北西のシンボル。 標高は比叡山が848bで愛宕山が924b。比叡山と愛宕山が背比べをしてて、ほぼ同じぐらいだったけど、比叡山が愛宕山に負けたくないから頭を叩いたら、愛宕山にコブができて高くなった。「いじわるはしたらあかん」と言い伝え。 |
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峠から北側はダートになる。 山の上は一足早く秋真っ盛り。少し色付き始めた木々も見られた。 硬い路面に石が浮いているので走りにくい。スタンディングでプアーなサスペンションをカバーしながら落ちるように駆け抜ける。 |
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うーん、清々しい。バイクってほんとに気持ちいいのは年に数日しかない。だいたい暑いか寒いか。衣服で調整するのだけれど、今日は、Tシャツに七分丈の薄手のニット。あと一枚物のアウター。 山の上では、これでも少しの肌寒さを感じたけれど、スタンディングしていたら適度な運動となって丁度良いぐらいになった。 広い景色はいいな〜。普段せまーい視野の中で仕事していると気持ちまで狭くなってくる。そんな狭さが、ぱっと開放されていく。 |
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路面はガラガラと河原のよう。フロントサスが笑えるほどダメ。すぐに底突きしてしまう。体重移動で誤魔化すにも限界がある。 こんな路面はフロントを軽くして石の上を飛ぶように走って行けばいいのだけれど吹っ飛びそうになる。オフロードバイクのような形をしているCT110ではあるけれど、ダートを速く走れるようにはできていない。 ガレ場はスーパーカブのボトムリンクサスのほうが快適かもしれないな。 |
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谷間で写真を撮るのに駐める。トトトト♪エンジン音とチョロチョロと川の音、静かな静かな森の中。俗世から離れた自然の中。オフタイム。 見上げると、秋の空。只今、充電中(笑) |
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大きな鹿が道を横切った。急に出てきたらびっくりするやん。 慌てて写真撮ったけど、向こうもびっくりしてこっちを見てた(笑)。 林道を抜けたら、国道162号線。笠トンネルを京都方面へ。 杉坂から京見峠方面へと。 |
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道風神社に立ち寄り参拝し、おみくじをひいてみる。 凶だって。でも、的確なことが書いてあったので参考にしよう。ここも導かれて来たような神社。自ら来ようとは思わないな。そういう意味では、何か縁があるような気がする。 氷室別れを氷室へと行く。 |
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「氷室」は、冬場に出来た氷を保存するところ。平安時代から使われていた。 氷室どんなところ?風穴のような感じかな?田んぼのあぜ道を歩く。しかし、えらい質素なところ。ほんとにこの奥にあるのかな。 |
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あったあった氷室跡!どこどこ?!上の方にも看板が。。。へっ?何?? |
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まわりにある窪地ってことか! なんじゃこりゃ?ひとり苦笑い〜。この窪地で氷が6月(朝廷に献上?)まで保存できていたのなら、気温はかなり低かったのだろうか? 不思議だな〜。何か秘密があるのだろうか。 まあええか〜、ここが氷室ね!手作り看板無かったら気づかなかったな。 |
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コスモスが風に揺れてた。! 京見峠を超えて京都市街地へと。 今日は、CT110を楽しむためにあるようなコースだったな。 またこのコース走ろう。いい散歩コース!次回はMDCTで。 初秋を満喫できました。 |