2012.03.17〜18
伊勢志摩御座キャンプ
せっかくキャンプツーを楽しみにしていたのに。天気予報は雨マーク。 出がけに雨は、出る気無くすな。 日曜日は雨上がりそう。車にカブを積んで行こう。うちで一番軽いC100をチョイス。 【1日目】 |
雨の中、C100で伊勢までキャンプツーリングをしようとは思わないけど、車に積んでなら、雨なんてへっちゃら。コーヒー飲みながら音楽聞いて、高速道路をワープして、C100を運んでくれる。 新名神でバックミラーに大きなバイクがぁ。GL1800!だいさん!!雨の中、物好きなおっさんですわ。追いかけたけど、3倍大きな排気量のバイクに、軽自動車の能力出し切ったところで追いつけるハズもなく、あっという間に見えなくなった。 やっぱり雨でもバイクやで!うらやましい。 昔は、遠かった伊勢も、新名神でえらい近いところになった。 |
伊勢から志摩半島の先っぽにある「御座岬観光農園キャンプ場」へ。 途中、風呂入っていたら、遅くなってしまった。最後に到着。雨も止んで、宴会はすっかり始まってますわ。 今回ははるばる福島から遠征されたメンバーもおられて、雨模様の天候なのに、よー集まりますね! |
キャンプ来ると、時間を贅沢に過ごせる。この時間が経つ遅さは日常ではありえない。いつもなら、まだまだ仕事している時間で、早く帰りたいけど帰れないモンモンとした時間なのに、今夜は、乏しい灯りの中で、炭火の番をしながら過ごす。足りてないものが補充されていく感じ。 夜は星も出てきて、明日は天気も回復するかな。 今日は車中泊。 【2日目】 |
晴れていることを期待していたけど、どんよりとした曇り空。C100で散歩へと。 海とC100!。京都市内をちょこまかと走っているC100だけど、海をバックに写真が撮れるなんて。もっと晴れていたらなぁ。 |
ひなびた漁港をつなぐ道を走る。海は堤防の合間に、ところどころで見えるだけ。 赤福の広告がすごい頻度で出てくる。赤福餅を買わないと、伊勢に来て何か忘れ物をしたような気持ちなってくる。ちょっとしたマインドコントロール。伊勢の思い出風景ベスト1は、この赤福の看板かもしれない(笑I |
大王埼へと向かう道で、横目に入ったピンクの場所。Uターンしてみると桜!早咲きの桜だろうか。満開やん。 通りかかった、おばあさんに「きれいですね」と話すると、掃除がたいへんだと言ってはった。 そんな桜よりも、地震が心配だと話。南海地震がおきたら、ここらは全滅と心配してはった。志摩半島が沈没するんじゃないかと不安を訴えられていた。今目の前にある桜よりも、未来の地震への不安。この桜がずーっとここで毎年咲けますように。 |
大王埼灯台 細い土産物の並ぶ道を抜けて行くと灯台がある。カブを置いて歩いて上るような感じ。地元のおじさんがスクーターで上っていかはった。えっ、通行禁止では無いんやな。雰囲気見ながら入ってみる。まったく気にされていなかった。人に対してローインパクトなカブはええな。 灯台を見学。螺旋階段を上がると、雄大な景色が広がった。 |
灯台から少し国道を走って、また海の方へと。 国府海岸。ここはサーフィンのメッカ。 海の中にゴマ塩のように、サーファーがいる。 20歳ぐらいのときに、1シーズンだけサーフィンをした。ここに通った。友人にサーファーがいて誘われて行っていた。 当時のことが思い出される。なつかしい。 サニーのルーフにボードを積んで、スピーカーからは山下達郎の♪悲しみのJODY♪土曜日の夜に京都を出て、深夜に到着。車で仮眠して海に入る。けっこうハードな遊びだった。 そんなハードな遊び、動機が不純だから続かない。サーフィンじゃなくて、サーファーになりたかった。そんな他人の目を意識したものは、身につかない。 カブは、しっかり自分の中にあるもの。誰がどうかとか、誰かの評価とか、他人が介入していない。無条件に好きなものである。 |
帰りは一気に国道でキャンプ場へ。 雲行きが怪しい。パラっと雨が降ってくる。急ごう。 ご機嫌なHONDA60年代サウンドを響かせ走るC100。 高回転時のモリモリした感じは、当時の回転馬力のホンダらしい。 1963年生まれで自分より先輩なのに、このやる気の感じはなんなんだ。まだまだやったるで〜という感じ。自分も負けないように走りたいもんだ。 |
キャンプ場に戻って、C100を積み込むと同時に雨が本降りへと。ギリギリセーフ。 伊勢神宮へと寄ろうかと思っていたけど、駐車場の60分待ちの看板に断念。お伊勢さんは人気があるな。普段からこんなに混むのだろうか。 高速道路も渋滞。亀山JCTで新名神へと入るけど、名古屋方面へと向かう車がほとんどだった。関西方面から伊勢へ行く人は少ないのだろうか。 あっという間に家に到着。さっきまで伊勢にいたのに。 そら180キロぐらいだから、川湯より近いぐらい。 高速道路は早くて楽だけど退屈で何か物足りない。 あのカブで距離を走ってきた達成感みたいなもんが薄い。家にたどり着いて(←ほんまこんな感じ)、風呂入っていても、まだカブに乗っているような感覚。フェードアウトしていくようにツーリングが終わる。 点じゃなくて線で旅したい。次は、青空の下でカブでツーリングしたい。 |