2012.05.27

C105で行く近江八幡

 今日はフリー!こんな日は久しぶり。ちょっと遠出しよう。
 どのカブで行くか?が大問題。
 うーん、あれにもこれにも乗りたいな(笑)一夫多妻なもんで(^^;)
 
 すごくいい天気!
 琵琶湖沿いをC105で流すってのが、気持ちよさそう。
 近江八幡へ行こう。

 国道1号線を東へ向かう。
 C105は55cc。とりあえず黄色ナンバーの55cc。東山トンネルが上らなくて。。おばちゃんTODAYにもついて行けない。1964年製のご老体をあまり無理をさせたくないけど、「ギアセカンド!」とシフトペダルを後ろに蹴り込む(笑)。
 ギュイーンっと唸るエンジン。おばちゃんTODAYを軽くぶっちぎって、東山路肩GP優勝!!
 。。。なんてレベルの低い遊びができるのも55cc。


 京阪大津線の横を走っていると、中学校1年生のときに自転車で大津へ行ったのを思い出した。はじめてのツーリングといえるものだな。この坂を上れば大津に入るとペダルを漕いでいた。普段、こんなところで写真なんて撮ろうと思わないけど、路肩を走っていたらそんな懐かしさが込み上げてパチリ。


 浜大津〜近江大橋〜さざなみ街道へ。
 GジャンにTシャツで、暑くも寒くもなく最高のツーリング日和。琵琶湖岸をバイクで走るのなんて久しぶり。車じゃ味わえない爽快感。日々引きこもりような仕事しているから、気持ちも身体も伸び伸びする感じ。
 鼻歌はクロマニヨンズ♪49cc♪

 

 ちょっと休憩。
 湖岸沿いの公園は、バーベキューの人で賑わっている。走っていても、ぷ〜んと炭火の匂い。
 お腹が空いてきた。おっさんひとりで食べるところを探す。
 今日はお弁当を持参。どこでも即食べられる。琵琶湖大橋に近づいたところで東屋発見。C105を眺めながら、後ろには琵琶湖。ロケーションも弁当の隠し味ですな。美味いっ!


 琵琶湖大橋から北は交通量も減って、琵琶湖もぐんと広くなり、開放感も120%。空いたから車もバイクもスピード出して抜いていく。
 こちらも負けじと高回転!っと言っても、制限速度+αぐらい。こんなに連続高回転してエンジンブローおこさないか不安があるけど、まあそのときはそのときで考えよう。


 湖岸から離れて近江八幡市街地へと入って行く。稲が五分刈りボウズの頭みたいで初々しい。

 
 
 CLUB HARIEに到着。たねやの洋菓子部門。すんごい人・人。その場で焼きたてを食べられるバームクーヘンが無く残念。ドライバームなるものを購入。
 
 

 日牟禮カフェでバームクーヘンを食べられるけれども、ひとりでオサレなカフェに入る勇気もなく、庭から写真を撮って退散。
 大正から昭和にかけての建築はヴォーリズさん。近江兄弟社(メンターム)の創設者。

 
 
 近江八幡と言えば八幡堀。汚染で埋め立てる予算化もされていたのを、市民運動で今の姿へと復活させたそうな。これが埋め立てられていたら、今の近江八幡の賑わいは無いかもしれない。よくぞ守った!

 
 
 街中を散策。旧八幡郵便局。これも、ヴォーリズ建築。近江八幡にはこのほかにもヴォーリズ建築が点在する。

 

 こんな和風の風景の中に、洋館が出てくるものだから、そのギャップが和洋折衷で面白い。たねやの和菓子とCLUBHARIEの洋菓子との共演も、この風景の雰囲気にぴったり。人が作ったものだけど、その土地の力みたいのものの作用があって、そこに根付くのが自然の流れのようなエネルギーを感じるのである。

 
 さてと帰りますか!
 シールドなしのジェットヘルで来たもんだから、顔が日焼けてほっててる。いつでも、どこでも、眠ってしまいたいような、ぼ〜っとした眩しい日。情報過多の日常から逃避して、情報なんてものが入ってこない、のどかな時間。明日から仕事できるやろか(笑)


 帰りは琵琶湖大橋を渡って山から。
 相変わらず上りまへん。セカンドなら吹けきる、トップでは上らない。セカンドでは、ほんとうに破壊しそうなので、しかたなくトップギアでトロトロと上っていく。
 48年モノの、そろそろ盆栽扱いしても良いようなヴィンテージな乗り物だけど「盆栽にするなら逝かしてくれ!」と伝わってくる。
 往復100キロぐらい。このC105で最長距離だろうか?よくがんばりました。また、ちょっと遠出しような。
 

Photo:GXR S10


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