2012.07.29
そうだ!夏の京都の風物詩
夏の京都は、盆地特有のこもった暑さに加えて、湿気がおおいので、不快指数は相当なもん。 昔から、京都の夏を過ごす粋な行事がある。 土曜日は、下鴨神社「みたらし祭り」、日曜日は、天龍寺「暁天講座」 世界文化遺産を巡る。 【土曜日】 |
暑いっ!暑すぎ。ほんとは半袖のまま走りたいけど、日差しで溶けてしまいそうなので、メッシュジャケットにメッシュグローブ。 信号待ちでは、意識が飛びそうなほど暑い。熱中症には要注意。 |
街ゆく人たちも暑そう。顔が厳しいもんね。 京都御苑のうっそうとした緑に少し涼しさを感じるけれども、こんな暑い日にバイクで京都市内をうろうろするのは、用事があって仕方なくか、よほどの好きものだな。 エアコンの涼しい部屋でゴロゴロしたくなってくる。 |
下鴨神社に到着! 下鴨神社の門前には糾の森が広がっている。植物が多いと涼しいね〜。くそ暑い京都の街中でも、この気温。緑と水の流れは熱を奪ってくれる。 |
緑の中を抜けると、朱色の門が出てくる。 いつもこの色にはっとさせられる。 神の世界への入り口はこれぐらいのインパクトがないと。 |
先ずは、本殿にお参り。 科学が発達した今でも、姿の無いものに手をあわす。 そこには「何も無い」と言えば「無い」し、宿る「何かが有る」と言えば「有る」し・・・ 何かに依存しなければ生きていけない人の想い。それは重く厳粛に、確実に「有る」ものなんだろう。 |
みたらし祭り。土用の丑の日に御手洗川に足をつけて、夏に流行する病からの厄払いするための儀式。 スロープを降りて水の中へと。お〜っ、冷たい!くそ暑い中を走ってきた甲斐がある。気持ちいい〜!! |
無病息災の足形祈祷札に名前と年齢を書いて奉納。 普段意識しない年齢書いたらゾッとするな(笑) |
みたらし祭りといえば、みたらしだんご。この加茂みたらし茶屋のみたらしだんごが元祖。御手洗川の泡を模して作られたとか。一番上だけ少し大きく離れているのは、頭だからとか、大きな泡が一つ出たからとか諸説ある。 みたらしだんごといえば、この味とこの形状。他のはみたらしだんごじゃないと思えるぐらい、馴染んでいる。 一番美味いのは、この焼きたて。満足・満足。 |
|
今日はボテ箱を装着。夏はカバンを身につける気がしない。 ゴムで固定するところも、いろんなカブに移動して装着できるので便利。 ボテ箱はじめたら、やめられません(笑)弱点は雨。 |
昼はマクドナルドを買ってきてと頼まれていた。 ボテ箱は少々かさの高いものでも、フタの無いネット仕様なので、自由度が高い。 暑くてたまらないので、昼からは散髪へと。 行きつけは、家族でお世話になっている美容院。夏シャンプーをしてもらったら、それが心地よくて。シャンプー台で寝てしまった(笑) こんなとこにも、夏の風物詩があったとはっ! 明日は早起き。オリンピックが気になるけど早く寝よう。 【日曜日】 |
|
毎年恒例となった、天龍寺暁天講座。でも、ほんとは忘れてた。 昨年があまりにも多い人だったので、どん引きして自分の中から消えていた。 メールをいただいてあるの思い出した。 朝でも、もう暑い。寝苦しかった暑さの余韻を引きづった朝。 今日は、かもめC90。 |
|
6時前に天龍寺に到着。 朝日を浴びて、ほんのり赤い庫裏。 んっ?今年は参加者が少ないか?? いつも土曜日だからかな。日曜日は少ないのかな。 座禅と講座とで2時間ぐらい。 座禅もだいぶ慣れてきた。最初は、じっとしているのがツラかったけど、暁天講座の25分×2回ぐらいなら、じっとするのを楽しめるようになってきた。 1回目が終わったときに、隣の連れが笑ってなんか言ってくる。んっ?前のおじさん??あ〜っ、ポロシャツが裏表逆か〜。まじめに座禅組んではるのに。ボタンが裏返っている。襟も不自然やし。 普通だったらそんなにも可笑しくないかもしれないけれど、なんせ座禅。笑ってはいけないと思うと笑えてくる。 座禅は自分を見つめるために無になる精神修行。そんな自分のことよりも、“笑ってはいけない修行”は、自分を見つめるより苦しい(笑) この笑ってしまいそうなを克服するため 「きっと、おじさんはお寺の回し者。ワザと人を笑かそうと思っているんや」と勝手に思い込み、笑い欲を抑えるのである。 |
座禅のあとは、講座のありがたいお話が1時間あるのだけど、これがツラかった(笑) えらい和尚さんが話す。禅問答を説明していただけるのだけど、うつらうつらと寝てしまった。ごめんなさい。 そしてそして、ツライ修行?を越えてありつける素麺をいただく。 世界遺産の天龍寺の中で、どこで食べてもよいという太っ腹な天龍寺。世界遺産の前に、仏門の一派である総本山である余裕を感じる。 毎年楽しみにしている素麺。庭を眺めながら食べる!うんまい!! |
さて、帰りましょ。日も昇って日差しがキツイわ。 蓮も旬ですな〜。このくそ暑い時期に、こんなキレイに咲いてくれて暑さをマシにしてくれる。 いろんな夏の風物詩があるけれど、昨日も今日も、けっきょくは食い気で動いているぞ(笑)。カブトレの京都の夏の風物詩と言えば、“下鴨神社のみたらしだんご”と”天龍寺の素麺”かな。 夏の風物詩!は、口の中で感じるモノか。 |
Photo:TX5
トップへ