2013.08.23−25
避暑!開田高原と御嶽山
毎年恒例のおっさんの夏休み。今年は暑い暑い。京都脱出して涼しいところへ。最高気温ランキングを見ていたら、最低気温ランキングが目に入った。 1位開田高原、12.4度!!なんじゃそりゃ、京都なんて最低気温が28度ぐらいあるんとちゃう。毎日毎日寝苦しい。エアコンつけて寝たらノドがやられるしな〜。もういや。 今年のおっさんの夏休みは開田高原に決定!! |
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このクソ暑いのに、カブで開田高原なんてとんでもない、カブなら岐阜につくころには、おっさん脳みそ熔けて死んでしまうわ。 我がホビオで高速をワープしよう。最初は、CT90で足を伸ばそうかと思っていたけど、残念ながら雨模様の天気予報。開田高原内のカブ散歩に切り替えて、積むのにも楽な最軽量(乾燥重量55s)のC100にした。馬力が無いのも散歩には良いしね。 |
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朝5時に出て開田高原キャンプ場に到着したのは10時。5時間!!カブなら9時間かかるで。やっぱ車は楽でええわ。 涼しいな〜、開田高原。22度ぐらいかな。テント・タープ設営でも汗もかかずにできる。今回、タープを新調した。モンベルのヘキサミニタープ。これで雨でもなんとかなるでしょ! |
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雨が降る前に散歩へ出かけよう。 C100は軽量で自転車みたい。平地なら今の50ccよりスピード出るけど、高回転で馬力を絞り出しているエンジンは、上り坂が苦手。1速と2速のギア比が離れているのもある。1速ではエンジン唸るし潰れそうだし、2速では失速して上らないし、1速20キロぐらいでえっちらおっちら上るしかない。ほんま自転車のスピードやわ(笑)おかげさまで、流れる景色のスピードが遅いので記憶に残る。 展望スポットへ来てみたけれど、御嶽山は雲の中。 |
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木曽馬の里へと。 お昼は名物の蕎麦を食べて、木曽馬を見に行く。ちょうど放牧されていて、写真を撮ろうかといろいろとシャッターチャンスを狙っていると、ポツリポツリ・・・雨が〜。思っていたよりも早く降ってきた。それも土砂降りやっちゅうねん。カッパ着込んで・・・足が・・・サンダルやった。なんでやねん。長靴持ってきてたのに。ぼとぼとで冷たい。 キャンプ場へ大急ぎで戻って、近くの温泉、やまゆり荘へと。ここで1時間半ほどまったり過ごす。ほんとうなら、目の前に御嶽山がどど〜んと見える展望風呂が自慢なんだけれど、真っ白けです。 |
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ゲリラ豪雨やん。カミナリがすぐ近い。近いというか低い。カミナリが低いのんと違って、こっちが標高1100bぐらいにいるんやった。夕食をさっと済ませて、あまりにも激しい雨なので、車に避難する。テント大丈夫やろかね。道が川のように水が流れている。車でちょっと寝てしまった。昨夜は2時間半ぐらいしか寝てなかった、いっつもこんな調子やから、キャンプ行くときは体調が優れない。もっと早く寝るようにしないとな〜。 小降りになったので、テントへと入ってみる。端っこが浸水しているけど少しだけで大丈夫。助かった。ロール銀マットもってきているので、それがあれば気にならずに寝られそう。おやすみなさい。 |
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【2日目】 |
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朝6時前に起床。雨か〜・・・。とりあえず、パンとコーヒーで朝食を。iPhoneで雲の流れを見ていると、雨雲は去って行きそうな感じ。 8時ぐらいには雨が止んだ。それと同時に清々しい風が吹いてきて気温も下がった。空気が入れ替わった感じがした。 8時ぐらいになると、日差しも出てきた!やったね!!今日は、大丈夫そう。C100で開田高原を満喫しよう。 |
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湿気はまだ多いけど、清々しい朝の感じ。御嶽山も少し顔を覗かせてくれた。 コスモスが満開っ!早いな〜!!すっかり初秋の様相の開田高原。C100のお散歩最強の原動機付き自転車1種。いつもは捕まらないかとヒヤヒヤしながら走っている50cc。今日は、そんな心配も皆無な開田高原。ネズミ取りや白バイなんてありえないしね。 |
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蕎麦の畑がいっぱいある開田高原。今が蕎麦の花の時期。白い可憐な花を咲かせて、行くところ行くところ緑に色を添えてくれている。 標高のせいか、キャブセッティングが濃いので、エアスクリューを薄くする。ノブ状のエアスクリューとアイドルストップスクリューはドライバーいらず。簡単にセッティングを変更できるのは、当時は「ある程度は自分で面倒見ましょう」ということなんでしょうね。 |
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ぶらぶらと岐阜県との県境の峠まで行ってみる。この先を進めば高山に出られる。この国道は、北に乗鞍岳、南は御嶽山に挟まれた秘境国道。途中からは野麦峠への分岐もある。野麦峠方面へ行けば、乗鞍岳を望めるのだけれどC100ではね〜、ちょっと無理。Uターン。 今回、一番はっきりと見えた御嶽山の姿↑ |
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木曽馬の大馬主の名家、山下家住宅を見学。 馬が南側の一番いい部屋をもらっていたのには驚いた。風がすーっと抜ける、開放的な作りの建物。ここにはそのほか、考古学資料館があり。矢尻の出土があったようで、まだ日本とユーラシア大陸が地続きだった時代に、先人が暮らしていた後が発見されていた。 |
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ぶらぶら走る。C100と開田高原の規模が丁度よいぐらい。あっと思うところで、パッと止まれるのもカブの真骨頂。いちいちキレイな風景に反応できるし。シャッターチャンスでもある。 |
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国道361号線の九蔵峠へと。うーん、相変わらず御嶽山は雲の中。手前に説明があるのだけど、ほんとうなら雄大な景色が望めるんだろうな、残念。 |
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開田高原アイスクリームでソフトクリームを食べる。ここは、農業振興事業かなにかの補助金で建てられたものみたい。こういう行政からお金を引っ張ってくるような表示が気になるのは職業病みたいなもんやな(笑) |
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昨日は雨で早々に退散した木曽馬の里へもう一度訪れる。 今日は、馬に触れることができた。飼育員のおねいさんが「鼻の間がぷにぷにで気持ち良いですよ」というオススメポイントも教えてもらった。 木曽馬は可愛い。日本の在来種。頭が大きくて手足が短くて。農耕に適したような身体の作り。トルクで粘るような勤勉さが特徴。確かに、日本人! |
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園内の蕎麦畑がとてもキレイで写真をパチリ。 ふとそこに大きなカメラの暗幕に頭を突っ込んで・・・うわっ、大判カメラやん。デジイチおばちゃんが近寄ってきて、あれ何っ?古いカメラ??と質問される。あれは大判カメラであのサイズのフィルム使うんですわ。カメラの持ち主さんにサイズ聞いたら8×10。ちょっと覗いてみとルーペ渡されて、ガラス面を拝見する。逆さに写るのだけど、蕎麦の花畑の一枚一枚の花が鮮明に描写されている!すんばらしい!!そしたら、先日、北海道で撮ってきたというひまわり畑のフィルムを見せていただいた。デカッ!こんなデカいポジフィルムはじめてみた。 そこへまた、好き者がお二人集ってきてカメラ談義。あー楽しい。 先週はカナダのロッキーへ撮影へ行っておられたとか、セミプロらしいですわ。年配のご夫婦でいつも一緒に撮影旅行へ行っておられるのだろうな。うらやましいですな。 |
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開田高原へ来てのもうひとつの楽しみはイワナ釣り! 釣ってその場で焼いてもらう。 細い流れの中にいくらを餌に流す。何回かバレたけど、ついに来た〜!!口じゃなくて胸ビレにかかってた。結構な大物。はじめて見るサイズのイワナだった。こいつはこの場で食べよう。あと2匹を夕食に釣っる。 |
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コークスの強い火で塩焼きにしてもらう。 大きいのは大味じゃないかなと心配したけど、そんなことはなくホクホクの美味しさだった。鱒族の魚は大好物。 |
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食後はお茶で一服。一人用急須をもってきた。台湾の高山茶が美味くてたまらん。何杯も飲んで、あっ、トイレに何回も起きなきゃ行けないんじゃないかな〜と反省(笑)しかし、野点するお茶は美味い。 |
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【3日目】 |
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夜中何時だっただろうか雨が降ってきた。朝から大雨。 C100は雨の撤収を考えて、夜のうちに車に積んでおいて正解だった。 カブを積むために買ったような「バモスホビオ」。軽自動車でカブが積めるのを条件で、こいつしか無かった。タイダウンフックがはじめっから4カ所あるので、ノーマルの車だけど、はじめっからトランポ仕様。カブを積むのは年に数回しか無いけれど、積めるのと積めないのでは大きな差がある。こうして、ワープできるしね。 |
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真っ直ぐ帰るのは面白くないので、車でツーリング。先ずは御岳ロープウェイ。雨でダメダメなのはわかっているけど登ってみよう。 2150メートルまで登った!真っ白ですわ。さてどうしよう。別に表示がなかったら下界となんら変わらない(笑)ちょっと気温が低いぐらいなのと雨がキツイぐらいか。 |
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なーんかなー、せっかく御嶽山やのにイマイチ気分が盛り上がらない。七合目まで10分の文字を見て、雨きついけどちょっと歩いてみようっと。登山の人とすれ違う。「こんにちは」とご挨拶。カッパでフル装備の人に、ビニール傘の観光客がご挨拶。 七合目の山小屋へ到着。うわー、フル装備の山登りの人ばかりや。完全場違いやわ(笑)申し訳ないので、うどんを注文。美味しかったです。 ちょっと御嶽山に来ている雰囲気を味わえた(笑) |
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続いては、舗装林道のような道を走って(たどり着けるのか不安になった:笑)、赤沢自然休養林へと。目的は、森林鉄道。昔は林業のために活躍した鉄道を、今は観光用に使っている。 可愛いディーゼルエンジンの気動車は、見た目以上に力持ちで、スピードは出ないけど確実に仕事をこなす木曽馬のような仕様。うん、カブにも似ている!! さて、全行程終了!あとは帰るだけ。 |
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中津川ICから高速乗ったとたんに大渋滞。2カ所の事故だった。 トロトロ動くウチに、どんどん天気が回復してくる。 なんじゃそりゃ(笑)。 人が木曽路を抜けるのを待っていたかのように回復する天気。苦笑いもええとこやわ。雨男やな〜。 蒸し暑い京都に帰るの嫌だな〜と思いつつ帰ってみると、京都も涼しかった。猛暑の夏はもう終わったようだな。今回の前線の通過で季節が進んだようだ。 御嶽山、次回はすばらしい雄大さを見せておくれやす。 |
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