2014.05.03−05

谷瀬の吊り橋キャンプ

【1日目】
 

 カブでキャンプツーリングは昨年の6月ぶり。今回はカブでも楽に行ける距離の十津川村!谷瀬の吊り橋。時間に余裕があるので、車の後ろにおとなしくついて走る。すり抜けはしない!宣言を自分でする(笑)
 電源にナビ(iPhone)にウインドスクリーンがついていたら、立派なツーリングマシンのようなコクピット。自分で乗っていてもカブじゃないような感覚になる。



 京都市内を出て南下する。第二京阪道路の下道でアメリカンの女性とランデブー。小柄な方だけど、きれいにバイクをライディングしてはった。カッコイイな〜と思っていると、左折しなければならないのに中央車線にいて、慌てて左曲がった。後ろの車の人すんません。




 淡々と国道24号線で距離を稼いで、奈良県五條市のイオンへと。ここからは国道168 号線で山の中。買い出しできるところがない。
 前かごにクーラーバックで食材を詰め込む。カゴはダサいけど、実用度はNo1の装備。



 国道168号に入ってすぐにあるのが明治時代の建物が現存する新町通り。路地を往復だけして写真を撮る。
 〒マークはカブプロは親戚の屋号みたいなものだから、おさえておかないと!(笑)



 国道168号は紀伊半島の真ん中を南に貫く道。山深い。大雨による大崩落が起きると道路が寸断される。
 ここは本来の国道は左側を通っていたのだけれど、奥の山肌が茶色の部分が大崩落したところで迂回路を対岸に作ってある。
 国道168号は酷道だったけれども、今は高速道路のようなバイパス道路ができてきて、時間が相当短縮されている。
 初めてこの道を通ったのは、ゼファー400で潮岬まで日帰りしたとき。今から考えても、よーやったな。朝5時に出て、家に帰ったら午前0時だった。変なテンションで走っていたの覚えている。


 
 
 もうちょっとで到着するというところで、前から二つ目の見覚えのあるカブがやってきた!JUNさんのMD100Adventure(笑)。大きなパニアケースが特徴!かっこええ!!
 日帰りでキャンプに立ち寄ってくれはった。ワタクシ間に合いませんでしたが、こうやって上手く会えて良かった。今日のメンバーもこのあと温泉「夢乃湯」やってくるということで、JUNさんと温泉に入りに行く。


 

 キャンプ場へ到着!さすが、GW!!けっこう賑わっている。
 けれど、キチキチした感じはなく、ゆったりとしたスペースがあった。
 谷瀬の吊り橋の下にある、つり橋の里キャンプ場!広大な川沿いにつくられたキャンプ場。

 

 夜は快晴となり、ぐんぐん気温が下がった。キャンプ準備しているときにダウンジャケットをいれようか迷ってやめたのを後悔した。
 星がとてもキレイで撮影会。キャンプしててもめったにない好条件!みなさんデジ1で頑張る。ワタクシはXZ2の1.7センサー。F1.8の60秒のシャッタースピードで上の写真がなんとか撮れた。
 でもやっぱり、当たり前だけど、フルサイズのデジ1には敵いませんわ。


【2日目】

 朝一で谷瀬の吊り橋へと。なかなかの緊迫感を体験できる。我々がキャンプしているサイトが左下に見える。朝、8:00ぐらいだからまだ人は少なく往復できる。人が多い日中は一方通行。


  
 下が透けて見えるので高いところダメな人はへっぴり腰で渡っている。ほんとにダメな人は、渡り始めてムリ〜と戻ったり。揺れるときは3Dで揺れるから真っ直ぐ歩けないときもある。
 ワタクシも高いところは苦手でムズムズするけど、何回か渡っているので慣れちゃってた(笑)



 玉置神社へと向かう。地図で見たらキャンプ場からそれほど遠くないけれど、そこは紀伊半島。道路標示は41キロと出てきた。険しい山岳道路はくねくね道で距離が進まない。
 険しいからこそ逆に自然はいっぱい。山また山の風景が続く。日々部屋の中でパソコンとにらめっこしている生活をしていると、こういう大自然の世界があるのを忘れている。足りてない栄養素が補充されるようである。


 

 玉置神社。すんごい山の中にあるのだけど、ここは吉野〜熊野大社までの大峰奥駈道の一部で世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部となる文化財。 
 
  
 大きな杉が神社周辺に点在している。その頂点が神代杉で樹齢3,000年!
 なんかすごいような気がする(笑)


 
 
 玉置神社を後にして、瀞峡へと向かう。
 昨日からイマイチ上手く乗れなかった。すっかり街乗りバイカーには連続したカーブはどう走っていいかわからない。リズムがなく曲がれない。対向車をビビり過ぎているのも自分でもわかる。それでも嫌っちゅうほど曲がらせられる紀伊山地。そのうち、強制的にリズム感もでてきた。
 JA10カブプロ楽しい!やっと走行距離が1,000キロ越えた(笑)


 
 
 国道169号の瀞峡入口の風景。どこが上なのか下なのか、空間認識がおかしくなりそうな緑の風景。


 
 
 瀞峡を望む。
 今日は、一年に一回あるかないかの気持ちよさ。めったにない。気温湿度とか完璧やと思う。


 
 
 国道425号の橋。錆び錆びやん。大丈夫?
 国道だから、ちゃんと管理はしていると思うのだけど、管理していないと思わせてくれるのが国道425号(笑)


 
 
 
 夜の谷瀬の吊り橋はLEDの緑のライトが点灯する。
2日目の夜。昨夜よりは寒さはマシ。
 明日は雨予報なので、5時に起きて早く撤収しようと相談!
 
 早い目に就寝


 
 【3日目】

今回のメンバー


小栗さん
寄せ集めスペシャル&トレーラー



リバース氏
モトブランコンプリートJA07



クルーゾーさん
Dio125



ボンバーさん
ステップワゴン


 なんとか、雨の降り出す前に撤収完了。それぞれ帰路につく。
 走り出してすぐに雨が降ってきたのでカッパを着る。でも、山を下りたら止んだ。
 田原本町でコンビニ休憩ついでにカッパ脱いだとたん、お約束のように雨が降ってくる。一旦脱いだものをすぐに着るわけにはいかない(笑)限界までガマン。


 
 
 
 上はオールウェザータイプのジャケットなので少々の雨ならしのげる。ズボンが濡れてきたらカッパをもう一度着ようと決めて走る。 シトシト雨は降り続くけど、ズボンは濡れない。路面も湿っている程度。このまま帰れるかと思ったけど、あと3キロぐらいのところで本降りに。おまけに、京都水族館渋滞がおきてて迂回して帰った。

 静かでパワフルなJA10カブプロは余裕があって疲れが少ない。低重心でどっしりしているけれども、軽いハンドリング。その優秀さが街乗りには退屈に感じていたけれども、カブの中では最強のツーリングバイクだと思う。今回は、嫌っていうほど山道を走ったけれども、そんな状況下でとても楽しめるカブで、やっとJA10の魅力がわかってきた。
 ツーリングセローのように!ツーリングカブってのが出ないかなぁ。ベースはクロスカブよりこのカブプロで!!



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