2016.02.11

C105とRIKENON50㎜/F2


 RIKENON 50mm/F2はマニュアルレンズ。ペンタックスKマウントは古いフィルム時代のレンズでも絞り優先で露出を合わせてくれる。
 和製ズミクロンと呼ばれほど良く写るレンズ。ズミクロンとはライカのF2の銘玉でお高いレンズの名前。。




 朝は寒かったけど、日が高くなるにつれて気温が上がった。風防無しでも大丈夫(笑)。C105にオールドレンズの写真モデルをやってもらおう。
 嵐山から嵯峨野へと。今日は日差しが強くてコントラストが高く、写真撮るのが難しい。




 嵯峨釈迦堂前。50mmはAPS-C換算すると75mmで中望遠に入る。広く切り取りたいときは、離れて撮るしかない。近寄ったり離れたり歩きてズーム機能をする。




 嵯峨野の祇王寺へ入る。いろいろな苔が美しい庭がある。
 このレンズは、絞りやピントを考えて撮らないといけないので、カブで移動しながら撮るよりも、一カ所でじっくり時間をかけて、光とレンズに向き合いながら撮るほうが向いている。




 K-01はファインダーがないのでモニターでピント合わせをする。
 モニターはピント山をつかみやすいように線が強調されるような機能がある。それを凝視しながらピントリングを回して行ったり来たりする。
 絞りを開け気味で撮るので、イマイチ上手くピントが合わない。やっぱりピント合わせはファインダーでせなアカンな。




 続いては大覚寺へと。祇王寺でお得なセット拝観券を買っていた。
 ちょうどお参りの時間だったようで僧侶がぞろぞろと広い境内を歩いてきた。観光客にはシャッターチャンス。いっせいにカメラを向けていた。こういう時は、絞って被写界深度でパンフォーカス。



 大覚寺は嵯峨天皇の離宮として作られた。とても美しい境内である。
 俗世から完全に離れた世界が広がっている。



 写真は一部を除き撮り放題で、寛大さを感じる。
 今や写真はSNSで使うために撮っている人も多いと思われるので、撮って公開してもらえれば広報活動につながると思うのだけどね。
 大したことない寺院ほど撮影禁止になっている気がするな。大したことないのがバレたら嫌なのかもね。



 75㎜の画角はなかなか難しいけれども、どこを切り取っても絵になる境内。
 フィルムカメラ用の古い設計でコーティング技術も今とはぜんぜん違うと思うのだけれども、シャープで解像感の高い写真が撮れる。ボケ味も美しい。


 
 写真に夢中になっていると他のことを考えなくていい。カブ乗って俗世と離れて写真撮ってと、天気はいいし日差しは暖かいし、ゆったりとした気持ちになってくる。ザワザワしている忙しさで凝り固まった心身が、すーっとほぐれたように楽になった。




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