うちのCubたち


所有している9台のカブを紹介します。

スーパーカブC100 1963年式

スーパーカブの初期型であるC100。C100といっても排気量は49ccです。今でも通用する高性能で丈夫なOHVエンジンは乗り手にとても優しい乗り物です。これが、売れないわけがない!世界のHONDAがあるのも、C100カブの成功があったからと言っても過言ではないです。うちのC100はボロボロで手に入れたものをレストアして、ハンターカブふうにカスタマイズしています。エンジンはC65のピストンを利用して59㏄にボアアップで黄色ナンバーにして、タンクはCT200で5.7リットルと大容量にしてツーリングでも活躍してくれます。


スーパーカブC105 1964年式

上のC100は対して、C105は55ccで二人乗り仕様となりタンデムステップがつきます。5ccの排気量アップですが、この差が大きいです。66㎏しかない軽い車体は自転車のように取り扱いができます。古い町並みとかをゆっくりのんびりと風景を楽しみながら散策するのにピッタリです。いざとなれば、現代の車の流れに合わせられる性能があるので長距離もこなせます。60歳を迎えようとする老体ですが、今も元気に走ります!


スーパーカブC70Z 1973年式

愛称は「あんどんカブ」。ヘッドライトの下にポジションランプを備えていて、それが行灯のようだからです。「あんどんカブ」という愛称は、カブ仲間の女性が「あんどんくん」と言い出したのが始まりです。それが一気に広がりました。「行灯カブ」と漢字で表現されますが、愛称としては「あんどんカブ」のひらがながオリジナルの表現です。C100のOHV式に対してOHCとなりより高回転が可能となり静粛性も上がりました。1970年代の高度経済成長はスーパーカブが一番活躍した時代。ありとあらゆるビジネスシーンでスーパーカブが活躍し日本の風景の一部となりました。軽い車体に72ccのエンジンは力強く、鼓動を感じながら走れる楽しさがあります。


CT90 (Trail90) 1977年式

CT90はこのあとのCT110と同じようですが、エンジンの性格は全く違います。スポーツバイクのCS90系のエンジンで、高回転型でレスポンスが軽く小排気量のエンジンを回して走る楽しさがあります。この車体は北米仕様の逆輸入車です。オレンジ色の車体が特徴です。他にもイエローや赤などバリエーションも豊富です。アメリカではレジャー用なので、車に積みやすくするためにハンドルが車体に対して平行に回転する装備や、二人乗りができるようにタンデムステップとキャリアのグラブバーなどを装備しています。CT90は上り坂が苦手ですが、それに対応できるようにサブミッションがついています。レバーでローレンジへと切り替えすると、歩くような速度で急坂を登っていけます。


スーパーカブC90DP(HA02) 1993年式

スーパーカブにハマるきっかけを作ってくれたカブです。それまで通勤バイクはDT125Rでした。それを下取りにHA02カブを買いました。燃費が良くて丈夫で荷物が積めて、そこそこ走りも良い。オフロードバイクが好きで乗ってきましたが、ある時、スーパーカブで林道へ行ってみたらとても愉快で!すっ飛ばすのが楽しくて林道を走っていましたが、悪路で苦戦しながら走破する醍醐味に、ニヤケながら走っている自分がそこにいました。ホームページも最初はカブで行く林道コース案内でした。だから、CubTrekkingというページ名とした。(今はCubTrek)


CT110 P 1999年式

オーストラリアの農業仕様のCT110です。粘るエンジンは一般道ではトルクを持て余して重たいようなエンジンの回り方をします。しかし、山に入れば、モリモリの力で回転数が低くてもストールしにくい粘り強いエンジンは坂を上っていきます。軽い車体でトレッキングにとても向いています。日常で使うにはクセが強いですが、オフロードカブでカッコいいから、すべてが許せます(笑)


スーパーカブ110(JA07) 2009年式

スーパーカブにも時代の流れでインジェクションが採用された最初のモデル。毎日乗る足バイクとしては、季節や天候等に関わらずセルですぐエンジンか始動できるのはとても大きいです。燃費が良くてパワフルで安定しています。これ以降のインジェクションカブシリーズの中でも、排ガス規制が厳しくなる一方の中で、とても活発でパワフルに感じるエンジンです。大きなヘッドライトが特徴で、今なお人気のスーパーカブです。とくに写真のプコブルーは人気があります。あまりの人気で、クロスカブにも採用されています。


スーパーカブ110 (JA10) 2012年式

JA10は上のJA07と比べてスイングアームが伸ばされ、安定方向のハンドリングへと変更された。軽快さは減少しましたが、どっしりとした落ち着いたハンドリングでスーパーカブというよりも小型バイクといった乘り味になりました。ヘッドライトまわりがスクーターのようなので人気はでませんでした。でも、スーパーカブとしては正常進化です。JA07はとても楽しいですが、仕事帰りのときなどは、JA10の落ち着いた感じのほうが、安定したハンドリングに身を任せて乗れるので楽です。中古車市場でも価格が低いので、オススメのスーパーカブです。


スーパーカブ110プロ 2012年式(JA10)

型としては、上のJA10スーパーカブと同じです。プロは郵政カブの民間仕様です。積載が考えられ、大型のフロントバスケット、大型リヤキャリア、スイングアームマウントの大型サイドスタンドが装備されています。(うちのカブはクロスカブのパーツでカゴは外してある)。ホイールが14インチで低重心なので、普段使いにも軽快で、荷物を満載するキャンプツーリングにも活躍してくれます。


以下、過去に所有していたカブ

リトルカブ

リトルカブは2台を所有。2000年の白限定と、写真の2002年の青限定のスペシャルカラーがお気に入りでした。スーパーカブの17インチホイールに対して、14インチで小さくてコンパクトでハンドリングも軽快です。小ささって普段使いにはとても有効で、気軽にどこへでも行ける感はNo1です。


赤カブ  1981年式

新世代のOHCのエコノパワーエンジンを採用したスーパーカブです。赤カブは燃費とパワーを両立したエンジンで、リッター150km/hの低燃費性能と、5.5馬力のパイパワーでした。(最新のAA09カブは3.7馬力です)セルがあるので、日常の足で大活躍でした。


スーパーカブ Ç90K1  1971年式

愛称はカモメカブです。ハンドルがカモメが翼を広げたような形をしているからです。エンジンはCS90系のスポーツエンジン。横型でもラージクランクケースと呼ばれるものです。CT90も同じエンジンです。高回転のサウンドとパワーが乗っている感じは、まさに往年のスポーツバイクの系統です。バッテリー点火なので、バッテリーのメンテナンスや充電系統に詳しくないと維持するのは難しいです。自分でできる方には、マニアックで楽しいカブです!


クロスカブ  JA45  2018年式

JA45クロスカブで一気にカブ人口が増えたと思うぐらい大人気の車種となった。赤はCT110を意識したものとなり、このあとのCT125につながると思われます。エンジンは振動の少ない、とてもスムーズで乗りやすい。逆に言えばパンチがなくて、いつのまにかスピードが出ているような感じです。足つき性が悪くて大柄で、スーパーカブというよりも、ひとつの小型バイクのジャンルを確立しました。オフロードでもガンガン走れるタフさも持ち合わせており、オフロードデビューする型も多いです。また、キャンプツーリングでも大活躍しているシーンを見ますね。CT125はさらにCT110のオマージュとなりましたが、オンオフの車でいうSUVのような存在で街にも似合いますね!