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カブに乗るちょっとしたコツ
ツーリング
神鍋高原キャンプツー  2006.05.03〜05
 神鍋高原キャンプ場。20年前から利用してる。
当時、ゴールデンウィークにキャンプしてる人なんて、バイク乗りと自転車乗りと、学生のグループぐらいだった。現在は、3歳〜小学校低学年ぐらいの家族が中心でキャンプされてる。そういや〜ウチもよく行った!!
 今は行き過ぎて、ぜんぜんキャンプに興味無し。おじいちゃんところに行くほうが楽しいらしい。
 おかげさままで、こうして一人で出られるようになった。
車の乗り入れ禁止なので、それほど混まないのがいいところ。
 神鍋高原はこんなところ。畑と田が広がる、のどかなところ。
 さあ、これから林道!って感じで、キャンプ場を出発!朝、7:30ぐらいかなぁ。空気旨いし、快晴だし、こんな条件の揃ったツーリング日和は、1年中でも1回か2回あるか。
 植村直己氏の記念碑発見。この日高町出身。南極横断3,000キロの距離感を確かめるため、日本を徒歩で横断した。その時に通過したという、記念碑。
 最初、何かをした地なのかと思ったら「通過」だった(笑)。
なんか微妙だけど、日高町にとったら、郷土のスーパースターなのだろう。
 村岡町へと抜ける林道に入る。
 この山の下を今はトンネルが通っている。3年前はまだそのトンネルが出来てなくて、この林道を通るしか村岡町へは行けなかった。もう整備の必要が無くなったのか荒れほうだい。
 冬の大雪の影響からか、落石やら倒木やら・・・日陰には雪もまだ残っていた。
 で、ぐんぐん標高を上げていくと、この落石。乗り越えて行くのは難しい。左の岩を除けたら行けそうなので、しばらく動かないかやってみたがダメだった。向こうへ消えていく道の向こうに、龍宮城があるよな気がした(笑)。
 結局下の「蘇武トンネル」を通ることになる。しかし、長い!一般道でこんなに長いのは初めて。ライト暗い非力なCT90だから余計に長く感じる。出口で確認したら、3,692メートル。無料トンネル全国第10位だそうだ。
 国道9号線に出てハチ北高原へと抜ける林道を登って行く。広いフラットな林道は気が緩々とぼけ〜っと走れる。
 青い空に日の光を浴びて新緑が輝く。
 展望台に到着。ここ20年前に嫁さんと来た!その時はDTとKMXで、逆のハチ北高原から下りてきた。若かったなぁ〜。

 4人組みのオフローダーから情報。このあと雪で通れなくなるとのこと。
えっ、また抜けられへんのん(>_<)。
 展望台からしばらく行くと、雪が出てくる。カーブを抜けると・・・なんじゃこりゃ〜・・・氷河かいな。「え〜い、行けるところまで行け〜♪」と行くが、この気温じゃ〜雪はすごく水っぽくてシャーベット。上り坂ということもあるが、見る見る後輪が埋まって行く。
 じぇんじぇん、あきません。エンジン、ヒートしてくるし〜・・・またもや断念。
 山を一度降りて、ほんらい出てくるはずだったハチ北高原へと向かう。右の山の雪のある部分が林道の出口。ぐるっとハチ北高原を一周して、次の林道へ。
 9号線をまたいで反対側の山を上る。一番に抜ける予定だった林道の南側を通る道で、神鍋へと通じている。入り口付近で「通行止め」の看板・・・。
 とりあえず行けるところまで行くことに。つづら折れの道を上って行くと絶景ポイント。
 向かいの雪のある山は、さっき行ったハチ北高原。
 舗装を上りきるとT字にでる。左が神鍋へと行く林道だけど通行止めのバリケード。右の林道を進む。こちらは、神鍋高原と山を隔てたひとつ南のところに出る。まあ仕方ないな。
 で、またまた雪・雪・雪。写真のように谷側ライン一本のところが多々出てくる。雪に突っ込むと埋まって身動きとれないから慎重に進む。
 一度、リアが谷側へと流れ落ちてしまった。アクセル吹かしてもすべるばかり。雪に足突っ込んで待ち上げてなんとか助かった。こんなところで谷底に落としたら誰もけーへん。
 何度かこのライン一本をクリアして、最後は先ほどと同じように全面雪でおしまい。戻るのもたいへんだ〜。泥濘地、自分で堀った穴が多数あり。
 山を下りて国道9号線を走り、けっきょく長いトンネルを抜けて、神鍋高原へと戻る。
 時間があるので「植村直己冒険館」へ。植村さんあんたはすごいよ。よくまあそんな雪と氷だらけのところに好んで行きますなぁ。こちとら、林道で雪に遮られて断念してるのに(笑)。
 道具類に興味津々。今のハイテク素材なんてあらへん。天然素材が一番の時代。植村さんが、冬期マッキンリーに登頂したのが43歳でっせ!!ええ馬力したおっさんですわ。植村さんの本を買って、テントで読もうっと。

 最終日の朝は、神鍋を散策。
 神鍋山は火山。そこらじゅうに溶岩のあとがある。農作業の方と話をしてみると、酸性の強い土なので中和しないといけないとのこと。
 神鍋山に登る。
 これ火口。大きな穴。スケールが大きすぎて写真では表現できないなぁ
 帰りは、出石に出て蕎麦を昼食にして、9号線をひたすら帰る。
 京丹波町のコンビニで休んでいたら、にこやかなおっちゃん登場。ポロシャツに短パン。大きな黒ぶちメガネ。「いや〜綾部から帰ってきたんやけどなぁ〜、向かい風でしんどいわ」
 この60前ぐらいのおっちゃん、吹田の人で、綾部の実家へ帰省しゃはったらしい。どれぐらい?80キロぐらい?「ちょっと暇やったしな、行ってみよかと思って、ママちゃりやし笑うよな、はははっ〜」やて!ええ馬力してまんな〜さらりと〜。ちょっと、植村さんにあったような気がした。