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白山キャンプツーリング 〜2006年8月24.25日 |
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さて、夏休み!子どもとのキャンプの予定がキャンセルとなり、うれしい悲鳴。さて前夜どこへ行こうか考えた。1泊でいろいろ見ながら行けるところ。やっぱり大自然の中。高い山。・・・と地図とにらめっこし、見つけたのが白山の東側。西側は行ったことあるけど、東からのアプローチはない。 |
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24日(木) |
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朝9時出発。
琵琶湖の西を走る。こんまま国道161を行ってもなぁと、木之本へ出て。国道365号北国街道を北上する。
C90も旅仕様?。交通量の少ない山の国道を、快調に走る。 |
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目指すは大野・勝山。
地図を見ると、大野市へショートカットできそうな国道476号がある。しかし、未開通分(ほんの少し)がある。天下の国道だからなんとか通れるだろうと楽観的に考え行ってみる。
どこにも通行できないような標識も出てこない!大丈夫そう。 稲も頭を垂れてきて田んぼが黄色くなってきてる。のどかな雰囲気いっぱいで走る。
道が上下へと分かれるポイントで・・・出ました!通行できない看板。またまた〜・・・通れるけどまだ未完成だから、管理責任ってやつぅ・・・と思いながら進むと、ほんまに道が終わってた。パワーショベルが道をふさぐ。 |
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さて、時間にして、40分ほどのロスタイム。来た道を戻る。途中ひとつ北の谷の道へと出るトンネルをくぐり、花はす公園へ。こらええやんか〜、遠くまで一面の蓮。
476号が通れなかったとき「あと一歩が届かない、俺の人生なんてこんなもの」とふてくされて道を戻ってきたが、「これを見るためだったのか!」と人生結果オーライ、うんうん、普通に見るより落胆の中見るこの蓮のほうがきっと感動が大きいに違いないと言い聞かせ、ジェットコースターのうな気持ちの変化に我ながら失笑するのである。 |
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緑の花キャンプ場には16:00前ぐらいに到着。川沿いに芝生が広がる一般的なサイト。ここは温泉旅館が経営しているので、温泉も楽しめるのが良いところ。
今日の利用者は、ひとり・・・。ちょっと不気味。まっ、とりあえず風呂に入りに行く。湯船から白山が眺望できるはずなんだが、雲の中。残念。温泉もひとりで貸し切り。なんかダマサレテナイカ?さっきの旅館のおやじがタヌキのような気がしてくる。どうせダマスなら宮沢りえに化けて「背中流しましょか」とやってくれへんかなぁ〜と思ってたら、のぼせて沈みそうになった。
食事をして、テントの中で寛いでいたら、いつのまにか寝てしまってた。寒くて目が覚める。時間は・・・01:55。トイレに行きたいなと、もそもそ30分。丑三つ時にテントの外に出るには勇気がいる。もう我慢限界とファスナーを開けると霊気が・・・いや冷気が・・・寒むっ。見上げる満天の星。すっかり丑三つ時のことなんて忘れて、星を眺めてた。 |
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25日(金) |
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5時半起床。快晴。谷間にはまだ太陽の光が差込まないので薄暗い。朝食を軽く済ませて、テントや荷物はそのまま置いておいて、白山を登っていく。東向きに走るので、昇ってくる太陽で逆光。白山が壁のように見える。 |
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白山の登山口に到着。ただ駐車場があるだけ。まったく観光化されてない。古くから国立公園に指定されたため、開発の手が入らなかったそうだ。
登山の方たちと「おはようございます」の挨拶。年配の方が多い。これから登頂されるのかな。起点となる山小屋まで最短でも、6キロ4時間半。山頂まで行ったり、周回コースを歩くなら1日じゃ足りない。みなさんお元気だな。カブおやじはここまでです。いってらっしゃい。お気をつけて! |
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キャンプ場に戻り撤収。小1時間ほど走って、永平寺。28歳ぐらいに観光地のひとつとして訪れた。冬で大雪の中、床がやけに冷たかったのを覚えている。そのころはまだ禅なんてもんに興味は無く、ただ要塞のような寺だなという印象だった。
今回は禅をするところといった視点で見ている。道元禅師が開いた曹洞宗大本山である永平寺。雲水の修行場である。見学時もたくさんの雲水を見かけた。「七堂伽藍(しちどうがらん)と呼ばれる、それぞれの役割を持った七つの建物と、それをつなぐ廊下。斜面に作られたその佇まいは禅をしてる形になってるとか。この空間で厳しい修行をすれば何かが見えそう・・・
美人観光客を見て、うあ〜キレイな人!と思った時点でアウト?雲水はそんなこと思わないんだろうか? |
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永平寺に貼られていた「水木しげるワールド」のポスター。どこで?福井県立美術館!帰り道方面、ちょっと道草すれば行ける。
遅い昼食後、道に迷いながら美術館へ。水木さんの伝記のような内容。新たな発見は、1970年のサイレントショックシリーズ!かなりツボにハマッた。また、境港の記念館にも行きたいな。新たな発見があるかも。 |
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美術館でゆっくりしてたら、17:00。京都まで何キロやろ。150〜160キロぐらいかな。国道8号線の全開状態が嫌なので、武生までは、県道を走る。速くても60キロまでしか出てない。これならカブの快適な範囲。その道もやがて8号線と合流し、全開状態で車の流れに合わせて走る。敦賀北側の海沿いを走っているときに、ちょうど日が沈んでいく。ちびりそうなほどキレイだった。
そこからは一気に日が暮れ、国境峠につく頃には真っ暗。ほんで寒い。Tシャツでは寒い。新しい道の駅が出来てる!「藤樹の里あどがわ」ここで大休憩。ジャケットを着込む。
大学生かな?若者がいっぱい。戯れている。またええ車乗ってはります。おっさんカブでツーリングですわ。自分の中では最高!と思ってます。そんな異星人を見るような目せんといて(笑)。
あとは京都目指して、帰るだけ。9時半帰着。おっさんの夏休みは、どっか別の世界へ行ったような感じだった。 |
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