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2009.01.07 鹿威しと、水琴窟と、あんどんカブ
元旦が仕事だった代休。
久しぶりに予定もなーんもない、丸一日フリータイム。
ええなぁ、平日の休みって。カブでぶらりと一乗寺界隈へ。
 先月は曼殊院へと行った。そのときに行こうと思っていた、詩仙堂へと向かう。
 時間がたっぷりあるので、別に急ぐ必要もない。あんどんカブ70の、ボテボテとした乗り味は、あ〜っ、う〜っと、冷えた身体で温泉に沈むような心地よさ(笑)
 詩仙堂の入口へと。
 その憂いある風情の入口から石段を登ると受付がある。拝観料を支払って、書院に上がり裏へと抜けると、開放感あるれる庭が広がる。入口のこぢんまりさとのギャップが面白い。冬の平日だからか、その庭の景色を独り占め。
 JR東海の「そうだ京都、行こう」のCM(YouTube)でも出てくるが、鹿威しの音がコン♪コン♪と時の進み方を遅くするように聞こえてくる。
 ほっこりしますなあ。
 詩仙堂を出て、すぐそこの圓光寺へと。この寺は徳川家康が開基した。
 受付に誰もいまへん。竹筒の中に拝観料400円を入れて下さいと書かれてある。500円玉しか無いやん。おつりはもらえない?まあしゃーない。賽銭にしときましょ。
 庭内に入ると、水琴窟が先ず目に入る。耳を澄ますとキンコンキンコントン♪と聞こえてくる(YouTube)。竹筒がスピーカ。詩仙堂の鹿威しに続いて、これがまた、脳内でなにか心落ち着かす物質を出すような音である。一種の、リラクゼーション音源やな。
 庭は、冬で曇り空だから色のトーンが淡いが、新緑・花・紅葉の季節など、きっと素晴らしい眺めだと思われる。でも、いい季節は人でいっぱいで、庭を眺めるには気忙しい。京都のゆったりとした静かな佇まいを楽しみたいなら冬やな。
(画像ロールオーバー)
 拝観順序の立札どおりに進むと、家康の墓があるというので、裏山へ登って見る。墓はへぇ〜という程度であるが(一応拝んだ:笑)、そこからの眺望がなかなかのもんで得した気分。敷地内の庭を見せておいて、最後は京都盆地の庭。なかなかの演出でございます!
 さて、ゆっくりとしていたら、遅い目の昼食となってしまった。一乗寺界隈といえば、ラーメン。
 昼休みはとっくに過ぎているのに人が並んでいる「高安」という店があった。普段なら並ぶの大嫌いなのであるが、今日の庭巡りで並べる気分(笑)並んだ効果+腹減りで、とても美味しかった。
 帰りは、バイク屋さんでまったりと雑談し、家に帰ってから散髪へと。
 あんどんカブ70と過ごしたスローな1日は、元旦の代休にふさわしい、カブ初詣だった。