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カブに乗る
ちょっとしたコツ
ツーリング
2009.06.20 CT110で森呼吸
蒸しとしたまとわりつくような空気。
梅雨入りした京都市内は不快指数120%。
盆地の鍋底から脱出して、CT110で“森呼吸”しに行こか。
 街を外れて田園風景へと。
 先週のカフェカブ京都での雑踏の余韻を引きづった今週だった。なんじゃろね、やっと自分のカブ時間を持てたような感じ。
 久しぶりに乗るCT110は、久しぶりに会う親友のように“阿吽”の呼吸。
 カブの音がする。振り返ると、おじいちゃんと孫が角目カブでタンデム。ルルルルル〜と極低速でこちらへとと。お互い狭い道なので会釈。
 ええな〜、孫乗せて走るの。あと20年ぐらいしたら実現するかな。
 道がダートになる。里山の風景の中をトコトコと。京都市内と違って清々しい。
 この後杉林の中へと。フラットな路面が急坂になってくる。1速ギアでギリギリ登れる坂。ローレンジギアへと切り替える。これぞCT110の真骨頂。普段まったく使わないけど、1年に1回ぐらい出番がくる保険みたいなもん(笑)
 ぐんぐん登っていくと、分岐へと出た。真ん中で道の様子を伺う。CT110はブレーキロックがあるので、坂に止めてもずり落ちないからええな。
 さて、どちらへと行こうか・・・右かな・・・
(→この写真、木と道の角度の関係で坂のキツサがわかるでしょ)
 えっちらおっちら登ったら階段で突き当たり。これ以上はCT110では進めない。戻って左の道へと・・・こちらも突き当たり。
 もうひとつ道があったのでその道へと。
ガレ場でハンドルとられてストップ。あーあー、後輪か石で空転して登れなくなった。Uターンも難しいし、押して上がるしかないな。人が降りて後輪のトラクションが減ったCTは、ますます石を転がすだけで前に進まない。横にスライドするように動く。あとは力技。押す力を増して坂を登る。タイヤがグリップしたかと思ったら、CTだけが先に進んで身体が遅れる。そうすると手首が伸びてアクセルが開く方向に・・・またCTだけが先に行こうとする悪循環(笑)“ちょっと〜待って〜”状態となりながらも、なんとかアクセルを閉じられた。ほっ。清々しさ通りこしてど汗だくや?!
 この道もけっきょく突き当たり。今の坂を下るのかと思ったら気が重いな。
 足下見たら大きなムカデ!?(画像ロールオーバー)寒っ。なんちゅー生き物や。足ようけ有り過ぎ。キモイ。「すんませんなぁ〜、どちらかと言えば、あなたたちの住処ですな。すぐに退散しますさかいに」
 ローレンジ1速のエンジンブレーキでそろりそろりと降りていく。
 エー緊張感やったなぁ。山を越えられなかったのが残念。小さな冒険でした(笑)面白かったぁ。