あんどんカブを末永く愛でましょう!
カムチェーン調整 | |
シャラシャラとメカニカルノイズの出ているエンジンは、カムチェーンを調節することで驚くほど静かになる。 調整する場所は、チェンジペダルのシャフトの前にあります。 @アイドリング状態で、ロックナットをゆるめる。 AテンショナーアジャストボルトAを1/2回転ゆるめると、スプリングの力でテンショナーが押され張りの調整がされる。 BアジャストボルトAを締めて、ロックナットを締める。(ロックナットは締めすぎないように!) ※上記で音が消えない場合 もう一度@Aまでする。 Cシーリングボルトを外すと中にマイナス頭のテンショナーアジャストボルトBがある。 DそのアジャストボルトBを少しずつ締め込んで行き、音が消えたところで止める。 EBの動作をして、シーリングボルトを締める。 音が消えないからといって、アジャストボルトBを締めすぎないように!! 締めすぎると、カムジャーナルへの負担も大きいし、パワーロスにもなるし、悪影響ばかり。 調整に不安があるのなら少し音が出てるぐらいで調整しておきましょう。 (この調整は自己責任でお願いします) |
![]() 注)初期モデルはオートテンショナーなので、アジャストボルトAはありません |
充電不良 セレンの代用 | |||
あんどんカブの一番よくあるトラブルにバッテリーへの充電不良がある。 エンジンから出力された交流の電気をバッテリーへと充電するには、直流へ変換しないといけない。 その変換をしている部品が「セレン整流器」というもの。このセレンが経年変化でダメになると充電しなくなる。 セレンは手に入りにくいし、逆耐圧に弱く性能はもう過去のものである。 カブの整流器も、セレン→シリコンレクチファイヤ→電気制御の入ったレギュレートレクチファイアとより効率の良いものへと変化している。 セレンをシリコンレクチに交換すればいいが、もっとお手軽な「ダイオード」を使う方法がある。レクチファイヤも中身はダイオード。 バイク用としての熱や振動対策うんぬんがあるかもしれないが、とりあえずは自分で使用してみて問題なく機能している。 ブリッジ型は4つのダイオードが仕込んであり、4本足。バッテリー点火のあんどん90にも使えるし、50・70なら1接続壊れても他の組み合わせが使えるのでお得。 (以上知ったかぶりです。間違っていたらご指摘を) |
セレン |
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ブリッジダイオード |
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